無関心こそ元凶
2016/04/13
ちょっと日付がずれちゃいましたが一昨日は憲法記念日だったので日頃この問題で思っていることを書きたいと思います。96条を見直すべきかどうかが夏の参議院選挙の争点になるそうです。96条は憲法改正を国会議員の3分2以上の賛成が必要と定めているのを2分の1以上にハードルを下げて改正し易いようにするというもの。
憲法問題というと必ず戦争放棄をうたった9条が取り沙汰され護憲派の政党は9条死守、憲法改正などとんでもないと憲法改正問題をタブー視してきました。しかし憲法は9条だけで成り立っているわけではなく、国民の権利義務や国会、内閣、司法、財政、地方自治といった国家の骨格を定め、全ての法律の基礎となる項目から成り立っているのです。確かに9条の問題は国防に絡み自衛隊の存立やまさに今北朝鮮問題に絡み集団的自衛権をどうするかという目の前の問題に関わってくることで最重要の論点であるのは間違いありません。
しかし僕は憲法についてはもっともっと重要な点があると思っています。
結論から言うと、どう改正するかは別にして憲法は改正すべきだと思っています。何故でしょうか?
理由は今の日本国憲法は日本人自らの手で作り上げたものではないからです。第二次大戦敗戦後の米軍占領下でGHQが全ての憲法草案を作り上げたのです。その状況下で当時の米国が最も恐れた相手は自国兵士40万人を葬った日本、その日本人が武器を持たないように歯止めとして戦争放棄の9条をうたったという経緯があるのです。日本が本当に民主主義の国であれば、日本国民全ての行動原理となる憲法を自らの手でつくるのは当然だと思います。戦後68年、もういいでしょう。改正して日本人自らが作り出す憲法がどのようなものになるのか、そこは現状に合わせてどんどん作り変えていけば良い。やはりここでも9条をめぐって大きな対立があるでしょう。時間はかかってもとことん議論して決めていけば良いと思います。
憲法をめぐる一番の問題は国民の無関心だと思っています。なぜ無関心なのか?それは憲法のことを一人一人が知らなさすぎる。本来義務教育で憲法という科目があるべきです。議論するだけの知識を持ち合わせていないというのが一番の問題かもしれません。いみじくも橋下大阪市長が言ったように「憲法は権力の暴走の歯止めをかける役割」なのです。無関心が気付いたら権力の暴走を許していたという事態が一番困るのです。
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乗山徹
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