殻をぶち壊せ!中小企業診断士~そしてかつての自分
2016/04/11
またまた昨日の続きです。2日続けて中小企業診断士のことを散々に書いてきましたが(僕自身の独白でもある)、全くダメか?というとそんなことはありません。ただ今のままでは機能しないし、もったいない。大げさな言い方をすれば国家的な損失であるともいえるのです。だって考えてもみてください。中小企業診断士って経済産業省が作った国家資格なんですよ。しかも合格率4%を切る超難関、働きながら取れる資格の中では最も取るのが難しい資格と言われている。国もそんな資格を苦労して取らして置きながら、診断士は使えないっておかしくない?その結果今走っている制度が経営革新等支援機関認定制度といって主に税理士や公認会計士、金融機関を認定機関にしてコンサルティングを担わせるって話です。でも、僕が見たところこういう機関の人たちは中小企業診断士に比べてコンサルティングの知識や技術なんて殆ど持っていないし、勉強もしていない。実際にアベノミクスでばら撒いた補助金の書類にメクラ判押すくらいしか今の所、仕事無いらしいのでどうでも良いですけどね。こういうのを見ていると、国も何が問題で中小企業施策や中小企業診断士制度が機能しないのか、事の本質が全く見えてないと思うわけです。
今の国の中小企業をめぐる政策、そしてその制度下で動いている中小企業診断士制度の本質的な問題点は、売上をどう上げていくかの具体的なノウハウが欠けている或いはズレている点です。良いものを作れば売れるはずだという大きな勘違い、良いものを作るのは最低限の必要条件、でもそれをターゲットのお客さんが知らなければ売上はゼロだ。だったらいかにお客さんにいかにその良さを伝えるか、そこに行動を絞り込まなければならない。だから中小企業診断士はそのノウハウを身につけるべきなのです。中小企業診断士って国の重要な資源だと思います。もし、中小企業診断士の多くがこの売るノウハウを身につけて実際のコンサルティングに一斉に生かし始めたら、世の中確実に変わります。あれだけの試験を潜り抜けた能力と粘り強さを持っているのです。その気になればマーケティングのノウハウなどすぐ身につけられるはず。それを邪魔するのは岩盤のような古くて役に立たないプライド。そんなプライドを自分で壊して次へ進めるかどうかだと思います。
って事で、その手がかりとなるエクペリエンス・マーケティングを北海道に広めようとエクスマの研究仲間で企画したセミナーを札幌で開催します。
僕もお話しますのです、ご興味のある方は是非足を運んで下さいね。
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今日もマーケッター藤村正宏師のブログで勉強しよう!
乗山徹
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