偽者が通用しなくなった
2016/04/10
昨日は地元釧路で「ソーシャルメディア革命」という題でセミナーをやりました。SNSセミナーの4日目最終講を担当。一夜明けて受講生の方からフェイスブックの友達申請が。あれ?まだFB友になってなかったんだ・・・、以前から色んな会でしゅっちゅう会っている方だったので自分ではとっくにFB友になっていると思い込んでいました。これもソーシャルメディアの特性なんでしょうが、現実とバーチャルの境をほとんど意識していなんだよね~。
ソーシャルメディアをビジネスにいかに活用するかってのが昨日のセミナーのテーマだったんですが、やはり関係性構築につきるのかなぁと思っています。短期的に今がお得です!みたいな使い方には向いていないけど、時間をかけて取引の基盤となる関係性を構築をしていくには最適のツールだと思うわけです。何故か?リアルとの境が無いから。もっと言うとリアルとそっくりの場だからです。フェイスブックを例に出すと、タイムラインへの投稿の内容、何をシェアするか、どんなコメント書くか、どんな時にいいね!を押すか、あるいは何もしないで見ているだけか・・・。相手のことに興味を持てばコメント欄に書いたり、いいね!を押したりと、逆だと反応がなかったり、本音が出るんだと思います。もちろん、見れる限界がありますから見る情報をチューニングしながら各人やっているわけで、可処分時間の範囲内で丁寧な対応が基本的な態度かなぁと思っています。でも無理をして、押したくもないのにいいね!を押すってのも、またまた無理しているのが何となく分かるっていうか・・無理してもまた見破られる。
ここまで読んでお気づきかもしれませんが、ソーシャルメディア特にFBなんかだと情報の出し手側だけでなくて受け手側の態度や行動もビジネスを考えると凄く重要なんですね。このメディアに参加した瞬間から情報の出し手と受け手双方のプレーヤーになっているわけで、そこでの振舞いが無意識に見られているって事です。いいね!ボタンを一度も押した事がないような人も含めてです。ソーシャルメディアが現実の人間関係に近いという事はある意味怖いことでもあります。自分を良く見せようと誇大な表現や虚偽の発言をすればするほど見破られてしまう。偽者が通用しない、面白い時代になったと思います。
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乗山徹
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