音を楽しむ

昨日バンドの話を書きました。実は２０代の前半はエレクトリックベースでメシを食っていた時代がありました。というかメシが食えないで辞めたんですけどね。ススキノのお店でハコバンって言ってお店の専属バンドとして雇われていたんですけど、生活は苦しいし、自分の腕も大した事がなくて無理だなって感じで辞めた、挫折した負け犬そのものだったんです。

そんな経緯があって２８歳で足洗って釧路に戻ってきてからは、もうベースはやらない、音楽はやらないって心に決めていた。札幌を引き払う時に当時持っていた楽器は最初に買ったベース１本残して全て売っぱらってしまったのです。そんなんで釧路に戻ってサラリーマン時代はバンドは封印していたっていうより、完全に忘れていた。それがひょんな事から経営者の団体で演奏するぞって声がかかり、どうせ弾かないからと姪っ子に貸していたベースを戻してもらって演奏してみたら、これが結構楽しい。実は以前のプロでやっていて辞める頃には、もう演奏するのが心の底から嫌になっていた。音楽が楽しいものじゃなくなっていたんです。でも、２０年封印していて再開した音楽はどうでしょう？音楽ってこんなに楽しいものだったんだ。若い時には、これで生活をしたり身を立てなければいけない、将来が見えない中でのプレッシャーに負けていたんだろうね。だから僕は音楽で身を立てている人をどんな人でもリスペクトしています。それで音楽を続けている事に心の底から敬意を持っている、それはかつて僕が負けてしまった事だから。

打算なしで純粋に楽しむ、それが今の僕の思っている音楽。さらに周りの人も楽しくなればもっと良い。それが人生を豊かにする唄であり踊りというものなのです。音を楽しむと書いて音楽だもの。今日もビジネス番外編でした。

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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