興味を持ってくれる人が好き
2016/04/10
先日の記事でフェイスブックは現実世界の人間関係と瓜ふたつで、情報の出し手だけでなく、受け手としての振る舞いが重要だと書きました。良くソーシャルメディアをどう商売に使っていけば良いか分からないという話を聞きます。僕はソーシャルメディアの持つこの双方向性という性質にヒントがあるのではないかと思っています。
例えば飲食店をやっている人が「新しいメニューを作ったので期間限定でお早めに!」という情報がタイムラインに流れてきたとしたら、あなたはどう受け止めるでしょうか?僕だったら、相手によりけりです。元々その店主と懇意にしていて友達感覚になるまで人間関係が出来ているとしたら、「あぁ、マスター、また創ったのか、本当に創るの好きなんだから・・・」とか言いながら、せっかくマスター創ったんだから食べにいかなきゃ・・・と思う可能性が高い。ところがその店主と特段の人間関係もなかったら「また、営業情報かい、そればっかりだもんな、フィード購読やめようかな・・」って敬遠される可能性が高い。特に売込の情報しか流さない人は嫌がられると思います。だから人間関係の強い弱いで、全く同じ行為のプッシュ情報で真逆の捉え方をされるという事なのです。
では、この人間関係なるものをどうやったら育てられるのか?フェイスブックで言うと情報の出し手としては、営業情報だけでなく、もっと人の情報、日々の出来事やエピソードを発信していく。現実に普段の会話で色んな人に今日はこんな事あったって話すでしょう。そうしていくうちに人間関係が芽生えて育って行くわけでしょう。ここまでは情報の出し手としての振る舞い。
でも本当に大事なのは情報の受け手としての振る舞いだと思うのです。リアルの場でも、俺の話、私の話ばかりして人の話しには興味ない人ってちょっと敬遠されると思うんです。同じようにFBで営業情報の発信だけして、人の発言にいいね!を全く押さなかったりコメントを全く返さない人が居たら、本人にそんな意識はなくとも、あの人言いっぱなしだもんな・・・って印象を持たれちゃう。人は自分に興味を持ってくれる人に対して、逆に興味を持ちますよね。逆に自分に興味のなさそうな人にはこっちも興味を持たない。結論を言うと他人に興味を持てない人は、ソーシャルメディアを活用して売上を上げるなんて事はあきらめた方が良い。
ソーシャルメディアは人間関係のメディアだと言われます。リアルの人間関係でこの場合はどんなかな~と考えた方がソーシャルメディアをビジネスに生かす近道だと思います。なんたって相似形ですから。
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乗山徹
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