ニセモノはつらいよ
2016/04/10
今日は地元誌で自宅の本棚を見せてお勧め本などを紹介するという企画の取材を受けました。自宅の8畳間の壁一面本棚なんですが、もう満杯で2列に本を並べても足りず、1年に1回は読まない本を処分しています。電子書籍に一部移行し始めたり、以前ほど本を買わなくなっているので増えるスピードは落ちているのですが、それでも本棚が足りません。
もう最近だと、フェイスブックやブログ、Twitterなどソーシャルメディアで紹介されたのがきっかけで本を買う割合が圧倒的に増えています。あとは以前から同じで新聞の書評などが続き、やはり何らかのメディアでの紹介がきっかけの購入が多い、それと時間のある時大きな書店で物色して買う位です。少なくとも本の購買に関してはWEB上での口コミが市場を席捲していると言ってもよいでしょう。
そもそも口コミってどうして起きるんでしょうね?僕だったら、その商品やサービスを体験して特別良い経験した、例えば思いっきり美味しかった、感動した、親切で嬉しかったような時にまず人に話したくなりますね。あとは逆におもいっきり不味かった、お店の人が横柄で不快な思いをした、オペレーションが悪くて時間に間に合わなかったとか、頭にくるような嫌な思いをした時にもやっぱり人に話したくなります。つまり、思い切り良い思いをしたか、逆に怒りが収まらない位頭にきた時に口コミが発生するのだと思います。中庸な時、平凡な体験を人に語りたい人はあまり居ないでしょう。で、メディアの特性からFBはどちらかというと良い口コミ、ブログは両方、twitterは両方だけど匿名性があるので、悪い口コミは特に凄いスピードで拡散され易い。
ソーシャルメディアの世の中になって、テクニック的な事を売り物にしている人が多いけど、本質的な商品・サービスの質そのものが、以前より圧倒的に白日の下に晒される確率が高まった。本物の口コミ拡散はよりされ易くなっているけど、ニセモノはその何倍ものスピードで拡散されて生きていけない時代になったのだと思います。感動の口コミか?怒りの口コミか?後者の口コミをされたい人は居ないでしょう。やはり本質の商品・サービスを磨き続けるしかないのだと思います。
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乗山徹
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