様子見は化石化の始まり

2013/09/12 2016/04/10

ソーシャルメディアって題名が書いてあるだけでブログのアクセスが減るとか、普段フェイスブックやTwitter、LINEなど回りの若い連中がやっているのをにがにがしく眺めている中高年の方などはソーシャルメディアって名前が出てくると嫌～な気分になるとか、このソーシャルメディアって用語がまたかって感じで食傷気味に扱われつつあるって話を聞きました。

９０年代にインターネットという概念と技術が表舞台に出てきて、徐々に普及、そして２０００年代に入り爆発的に広まり、世の中を変えて今やインターネットなんて改めて誰も言わなくなった。それだけ当たり前というか社会や生活のインフラになった。多分それと全く同じことがソーシャルメディアにも起こるのだと思います。インターネットがまだ速度が遅くて実用的でなかった時代に、これは将来かならず世の中を変えるはずだと先行投資して莫大な富を手に入れた人もいる一方で、多くの大人がそんなものがビジネスに使えるわけがない、うちの商売には関係ないと遠ざかってしまった。後者の人たちは時間がたてば経つほどビジネスの主流からはずれてしまって、商売自体が成り立たなくなっている人も多い。

６月からソーシャルメディアのビジネス利用についての勉強会に参加しています。２回にわたってYoutubeなどの動画のビジネス利用がテーマでした。メディアによって持ち味が全然違っていて目的に応じて使い分けが必要になってきますが、動画は感覚に伝えるには最も強烈だし、作りこみによってはいかように姿形を変えて目的に合った使い方ができる、多分これからの個人メディアとしても主役になっていくと思います。いずれにしても、インターネットが登場した時と同じで様子見を決め込んでいる人は様子見ている内に気付いたら化石になっていて身動きがとれなくなると思います。避けるための唯一の方法はまず自分の手で使ってみる、自分の五感で感じる、不明点をどんどん勉強する、自分のものにしてビジネスにどんどん使って行く。世の中は待ってくれないのです。

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