必要?不要?どっちだろう・・・
2016/04/10
経営に必要だとされている「あるもの」に対して、片や「××××は必要ないので私は作りません」と言い、別の場所で「××××は経営にとって絶対必要だ、××××がないような会社は終わっている!」と言い切る社長さんがいました。この1週間の中で偶然、僕の目の前で起こったこの「経営に必要だとされる××××」をめぐる論争。この××××とは何かと言うと・・・・・「事業計画」でした。
前者の事業計画不要論を唱えるのは、ベビースリングという赤ちゃんの抱っこ用肩ひもを販売する女性起業家の北極しろくま堂 園田正世さん。先週土曜日の釧路講演の際のお話しが大変印象に残っていたのです。銀行にお金を借りる時に事業計画の提出を求められたので仕方なく作った位で、どのみち計画を作ってもその通り行くことはまずないのだから、作っても無意味、絵に描いた餅を作るのは時間の無駄というもの。その講演の中での対談で、行列の出来る経営相談のカリスマコンサルタント小出宗昭氏も「全く賛成」と同意見でした。それとは全く逆の意見を聞いたのが、昨日出席した中小企業家同友会全国青年経営者交流会でのグループ討議。高齢のベテラン経営者の方が、若手経営者が多かった討議の中で「事業計画を皆さんの会社は作っているかね?まず事業計画を作らないと絶対だめだよ!事業計画の無いような会社は云々・・・・」と語気を強くしておっしゃってました。回りの出席者も、うなずいていました。で、僕も、このじいさん話長いな・・・・と思いながらも、まあ別に間違ったこと言っているわけではないし、うなづくしかないな・・・と場の空気に押されてうなづきマンを演じてしまいました。
で、シーサー君的な見解を述べると、「作りたければ作れば良い」。・・・何と無責任な!・・・・でも実際にお客さんと仕事しているとケースバイケースなんですよ。今、この人は色々な事が整理されていない、事業計画を作る中で頭の中がすっきり整理されるに違いないし、やる事も見えてくるはずなので、この人にはまさに作るなら「今でしょ!」(失礼)みたいな人もいます。一方、毎年事業計画作っているけど、形骸化しちゃって「画餅に帰す」を繰り返している会社なんかは、事業計画の前に一から自分のビジネス見直した方がいいんじゃない?といった会社もあります。組織の規模も関係すると思いますね。ある程度の規模以上になるとやはり紙に落としたシナリオが無いと立ち行かなくなると思います。あなたの会社はどっちでしょうか?好きな方を選びましょう。
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