天命知り言葉出ずる
2016/04/10
先週、東京で参加した中小企業家同友会の青年経営者全国交流会でのグループ討議は若手経営者、特に2代目、3代目の後継者の出席者が多かった。そういった後継ぎの経営者の悩みで多かったのが自分の代での「経営理念」をどう作ったらよいかというもの。
「経営理念」というと、社長室の壁に額に飾っている3行くらいの文章でしょう、でもあれってどうもピンと来ないよね~と社員自ら語ったり、僕も前職のサラリーマン時代には毎朝、「わが社の経営理念」を朝礼で唱和させられたけど、今一つピンと来てなかった。独立してから、何度も書きかえていて、今の経営理念は4年前位に書きかえたものでやっとしっくりきて違和感がなくなったかなぁと思っています。でもまだ変わるかもしれません。僕自身、経営理念については首が定まらずフラフラと作り変えてきて今に至るんですが、経営理念ってやっぱり重要だと思っています。経営理念って経営者が自分自身で考え自分の言葉で作らないと意味ないし、自分自身が嘘くさいな~と思っているようなものでは本物じゃないよね。やっぱ、経営理念が出て来ないってことは、どっかってまだ商売の腰が定まっていないというか、自分の生涯の中での天命が定まっていない状態じゃないかと思うんです。知り合いの若手経営者が2代目で、先日お父さんがご病気で亡くなりました。どちらかというと凄く仕事は出来るんですけど、どっかチャラ男君みたいな印象だった彼が、ご父君の死期が近づくにつれ、見るごとに経営者のたくましい姿を感じさせ、これまでのチャラいイメージは吹き飛び、父上亡きあとも地域を引っ張っていくようなスケールの太さを感じる経営者の顔になった。僕はこういう経営への覚悟があれば、経営理念は自然に出てくるんじゃないか、天命や経営への覚悟と経営理念はつながっているんじゃないかと思っています。
腹が定まって天命を感じれば、経営理念は自ずと決まる。表面的な言葉の問題じゃないんだよなぁ・・・。
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