幻の魚影見たり!
2016/04/10
僕は毎日書いているこのブログ記事をフェイスブックとリンクさせています。さらに自動でTwitterにもリンクしています。ソーシャルメディアではこの記事がどの程度読まれているか、さらに拡散されているかをいくつかの仕掛けで相当程度、数字的に目で追うことができます。それはFBのいいね!やコメントであったり、Twitterでのつながりタブを見ていれば直接参照されている様子が分かります。ブログだとGoogleアナリティクスを使えば記事ごとのアクセス数や参照元など詳細に見ることができます。さらにブログランキングでも毎日の支持数の動きがリアルタイムで分かりますし、さらに逆アクセスランキングでどのサイトから見にきているかも分かる。ソーシャルメディアの場合にはこんな具合に記事の読まれ方の動き、全体構造が相当程度見えるんですね。
もし売上やコストについてもこんな具合に動きが見えると、先んじて色々な手を打つことが出来る。これが「経営の見える化」というやつですね。最も古典的でかつ重要な「見える化」は決算です。これは会社に義務づけられているんですが、会計事務所任せで数字には興味がないなんて困った会社も結構あります。あとはもう一歩いって管理会計。これはもっとリアルタイムで数字を管理して転ばぬ先の杖、稲盛経営に代表されるような付加価値を常に見える化しておく手法などがあり、特にコスト管理には有効です。さらにバランススコアカードとか見える化手法は色々と開発されています。販促の効果測定については実際に仕掛けた販促に対しての反応率などを見ることになります。実は僕が知りたいなぁ~といつも思っているのが、仕掛けた販促に対して「口コミ」が実際にどんな風に起きて伝わっているんだろう、その現場を目撃できたら面白いだろうなぁ~という事。口コミを全て見ることは永遠に不可能だと思いますが、実際にはお客さんの中で方々で口コミという情報が流通して、それらの総和が購買の動機の相当の部分を占めているのは間違いないのです。全てを口コミを見ることは適わなくても、その一端でも垣間見えたらというのが願いでした。ところが、最近その口コミの動きの一端が別にこちらから望まなくても目に飛び込んでくることが多くなってきたのです。それは、フェイスブックやTwitterの中で起きています。コメント欄など思わぬところで食べ物やお店の口コミを目にすることが多々ありますよね。そんな中で、自分の仕掛けた販促が「チラシに書いていたメニュー、美味しそう」「明日、あの日替わり食べに行こう」とかコメントで会話されるのを目撃すると、おお~やったぜ、って感じでちょっとゾクっとします。
僕の住む周辺の釧路湿原には幻の巨大魚イトウってのが生息していて、中々生の姿を捉えることができない。「口コミ」ってその幻の魚イトウみたいに見えないもの、ってのがソーシャルメディア前の紀元前の常識だった。ところがソーシャル後の紀元後の世の中では、その幻の魚影をしばしば捉えることができるようになった。口コミは幻の見えないものじゃなくて、しばしば姿を現すものになったんです。紀元後の世の中の成せるわざですね。
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