無料の落とし穴
2016/04/10
国の中小企業対策としての経営相談事業はずっと続いている施策で、商工会議所、商工会をはじめ色々な支援機関が窓口になっています。相談料は無料というのが基本スタイル。僕が受け持っている企業再生事業も地元の産業支援センターが窓口になっていて同じスタイルを取っています。でも、この無料というのに慣れると、場合によってはどうかな~と疑問に思う事もあります。
これはお客さんによって考え方に雲泥の開きがあるのですが、コンサルティングや相談、セミナーなど形の無いものにちゃんとお金を払う用意のある会社は、より先行して色々な手を打っているため業績も安定しているし、成長型の会社であるように思えるのです。逆に、何でも無料でやってもらう事に慣れちゃってる会社だと、お金も払わないため緊張感もなく、受身で行動も遅いのです。例えば、次までにこれをやっておいて下さいと有料の教材を預けることも多いのですが、有料ですと言っても、貸しておいて下さいとか言います。でも、こういう方は、次回訪問したら忙しくて手を付けていないという言い訳をして結局、何一つやらないです。だから初回会った時にちゃんと少額でもこっちの言うお金を払うかどうかは、行動力のバロメーターにもなるのです。やってもらう事に慣れてしまうと中々行動的になれない、気付いた時には時既に遅し、時間切れアウトです。
セミナーにお金を払いたくない人も多いように思います。でも、セミナーは高額な方がその人の将来には良いと思っています(もちろん当たり外れはありますが)。その理由は、高額を払ってでも参加するような極めて意欲的な人が集まってくるため、高いレベルの人材が出会う事で互いに刺激が生まれレベルが更に増幅され、やがて自分に還元される。それと多額を投資しているため、かならず元を取ろうというベクトルが働くので受講後の成果を出すためのモチベーションが高いので必ず行動する。
年間の予算の中でコンサルティングや相談、セミナーの予算を確保するというのを常識にした方が良いと思いますね。僕も儲かるし・・(笑)。無料って一見、魅力的な響きですが、結局ゆるい分、行動につながらない。結果、無料が一番高くつくって事になりがちなのでご用心。
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今日もマーケッター藤村正宏師のブログで勉強しよう!
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