己を知らずして商い成らず
2016/04/10
昨日のブログで、ソーシャルメディアの記事に意味性を持たせないと読んでもらえない、それは販促物でも全く同じだと書きました。ところが販促物に自社や商品の魅力を書こうにも、それを具体的に分かっていないことが多い。そうなると、「自分の会社や商品は実は凄いんです。どんな凄いかは使ってみたら分かります、だから買って下さい。」だとか、僕ら中小企業診断士の業界でも「中小企業診断士という難しい資格を持っているから、安心して顧問契約を結んでください」だとか、何だか良く分からないけどとりあえず契約して下さい、買って下さいみたいになりがち。とにかく買う理由も説明せずに買って欲しい、あわよくば買ってくれたら良いなぁという会社が実はとても多い。世の中、こういう会社で溢れていると言っても過言ではないくらいです。自分の魅力は言わなくてもお客さんは分かってくれているはずだという大きな勘違い。考えても見てください。自分に置き換えて、よその会社の商品や魅力をどれだけあなたは知っているでしょうか?よほどのひいきにしている会社以外の事は興味もないし、何一つ分かっていない事に気付くはずです。こういう勘違いの裏返しとして、自分自身が自分の強みや魅力、自分らしさを実は知らないのです。これは他者から自分がどう見えているかを理解していないという事でもあります。
具体的にうちの商品やサービスを使ったらどんな良いことがあるか、どんな体験が出来るかを伝えないとお客さんは説得できない。そのために自身の強みについて具体的に掘り下げない限り、表現できないのです。自社の本当の強みを自身で分かって、それを発信しないと中々売上は付いてきません。自分のセールスポイントを明確に把握して自身の良さを伝えるというのが基本動作なのですが、そのセールスポイント即ち「己を知る」ことが出来ていない会社が多いのです。
そろそろ「とにかく良いんだから買ってくれ」式の武士の商法から脱却して、「こんな良いことが体験できるので買ってください」スタイルに一歩踏み出してはいかがでしょうか。そのためにはまず「己を知る」ことから始める必要があるのです。
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今日もマーケッター藤村正宏師のブログで勉強しよう!
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