合格は劣化の始まり
2016/04/10
先週末、年に1回義務付けられている中小企業診断士の資格更新研修を札幌で受けてきました。この中小企業診断士は経営コンサルタントの国家資格なのですが、医師や税理士、弁護士などのように資格なしで商売をやると固く罰せられるわけでもなく、資格特有の独占業務がないため、苦労して取った割には恩恵が少ない資格ではあります。
それでは中小企業診断士の資格を持っていると経営コンサルタントとして優秀か?というと、私の考えでは全く因果関係が無いのです。医師資格を持っていても「神の手」を持つ外科医もいれば、ヤブ医者の悪評高い者もいるのと同じで、できる診断士もいればそうでない人もいる。さらに僕の知っている限り、自分がこの人は凄いな~と思う人は中小企業診断士には殆どいません。何故なんだろうと考えると、資格なんかない人は腕一本、実力だけが頼り。その中で頭角を現してきた人なので魅力も実力も半端ないわけです。一方、中途半端に資格を持っちゃうと、些少ながら国の施策に絡んだ仕事もあるので中途半端に食えるようになる。これがあると延々と中途半端なままで実力がつかない。何故分かるかって?以前の僕がそうだったからです。
中小企業診断士は本当にもったいないことをしている。試験をクリアするだけの能力も根性もあったのに、それを何にも仕事に活かせてないで、どんどん劣化していく。試験に合格したところから殆どの人は化石化が進行していると思う。本当にもったない。
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