準備をして羽ばたいて
2016/04/09
これから創業する方のご相談もよく承ります。創業セミナーなどでも、創業したい人はどんどん創業してくださいとアナウンスしています。ただ、気持ち的には夢をかなえてほしいというのは勿論なのですが、現実としては最低限の準備はして欲しいと思っています。
既に商売を長く続けている方のご相談だと、商品そのものはとても優れているけど、マーケティング的な問題いわば売り方に課題を抱えている場合が多いのですが、創業者の場合には商品そのものが今一つだったり発展途上だったりします。ご相談を受けてその部分がちょっと無理、つまり売れそうもない商品の場合には、準備不足でそこを解決してから開業した方が良いとアドバイスします。ケースバイケースで個別に問題個所は違うのですが、自分の想定するターゲットやエリアで果たして売れるだろうか?自分がお客さんだったら買うだろうか?と考えてしまいます。お客さんは自分が創業者であろうとなかろうと、関係ないのです。あくまでも商品やお店を見て買いたいか、そうでもないかしかありません。だから、そこに自分独自の強みや思いがあるかどうかが凄く重要なのです。
考えてみれば、商売を続けている人は、その最初の関門をクリアして生き残ってきた人たちなのです。創業して10年後に生き残っている確率は8割を切っています。その多くが創業時にぽしゃっている。強み、思い、離陸期間を支えるお金、このどれが欠けても離陸できないで滑走路であきらめとなります。僕も開業した時は、とても迷いましたが、とにかく始めようとしてスタートしました。何とかなるというより、何とかするという決意があったように思います。それは資格を取った自信や自分が営業職出身で仕事を地を這ってでも取っていけるという自負もあったと思います。少し貯金もありました。それらを総合して何とかなるだろうという大した根拠もない見通しでも良いから、自分で見通しを持てるかどうかだと思います。それがあると自覚した時は滑走路を走りだす時だと思います。是非、滑走路を全力で駆けて離陸してください。そして大空で一緒に自由に羽ばたいてほしいと思います。
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今日もマーケッター藤村正宏師のブログで勉強しよう!
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