丸投げしている場合じゃない
2016/04/09
僕がコンサルタントになる前の前職はコンピューターのハードとソフトを売るサラリーマンでした。企業や役所相手だったのでシステムを一式売ると小さい単位で数百万円、大きいシステムだと数千万円~億単位なんてこともありました。果たしてこれを購入する費用に対して効果はあるのだろうか?というと、正直怪しいという案件もあり、ちょっとした罪悪感を感じることもありました。システムを構築する段階でお客さん側のキーマンが打合せに入り、より意向が反映された方が機能するシステムが出来上がり、かけた費用を越える付加価値を産む事が多かった。逆に全て丸投げされたような案件だと、効果に疑問符がつく。
翻って、販促の事を考えて見ましょう。チラシやホームページなどの販促メディアをデザイナーや製作業者に丸投げしている会社は多いと思います。で、やってみたら効果が出ないので販促費を削るなんて口にしている経営者の方が多い。でも丸投げしている時点でそれは終わっている、自殺行為みたいなもんです。昨日書いた売上アップの新公式をまた引っ張り出しますが、
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売上アップ=①商品・サービスのレベル×②販促行動の頻度×③販促物の出来
③の販促物の出来は、企画で決まっちゃうわけですが、丸投げするってことは企画なしでいいもの作ってくれって言っているようなもので、結果、何の面白みもない、綺麗にまとまった販促物一丁上がり!でもまるで反応なし~、となるわけです。企画には商品の強みが表現されていなければいけないし、何よりも企画者自身の「らしさ」を反映させないと人は気付いてくれませんよ。だから企画に何を盛り込むかは自分の脳みそで基本的には考えるべき。
「何でそんな販促の企画までやらなきゃいけないんだ!業者に任せておけは良いんだ」って思いますか?だって、あなたの会社は売上が下がっているんですよね。しつこいようですが、上の公式の③をみてください。販促物の出来があなたの会社の浮沈を握っているですよ。そんな大事な事を軽視して業者まかせで何とかなりますか?会社の金の管理を他人にやってくれって言っているようなもんですよ。販促物の出来が財務と同じレベルで会社の浮沈を握っているんですよ。って事に気付いていない人が圧倒的に多いんだよな・・・。自分の脳みそを使いましょう。販促企画が会社の浮沈を握っていることに早く気付いて欲しいな。
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