時間は有限です
2016/04/08
「普段、税理士先生には顧問契約をして数字的なアドバイスをしてもらっています。税理士と中小企業診断士の違いって何ですか?中小企業診断士って何をする仕事なんですか?」と聞かれる事が結構多いです。ん~、確かに中小企業診断士って何をしてくれるの?って本質的な問いですね。まあ資格=仕事の内容ではないので、返答は一律ではないと思います。この場合、あくまでも自分の場合ということで答えるしかありません。
僕も税理士の先生には自分の事業で日頃からお世話になっていて、年度の決算書を作ってもらって法人税の計算をしてもらったり、年末調整をしてもらったり、交際費使いすぎ(笑)だとかアドバイス受けたりして年間を通じてお世話になっています。こういった税理士の仕事と僕のような中小企業診断士の仕事はかなり様子が違います。中小企業診断士の資格自体は経営コンサルタントの国家資格です。じゃあ経営コンサルタントってどんな仕事なの?ってことですが、僕が基本にしているのは、一言で言うと儲からない会社を儲かるようにアドバイスをする仕事です。人の身体と同じで、症状も様々、儲からない原因も色々あり対処法もそれぞれ違います。ドンブリ勘定で現状がどうなっているか自分でも分からないような場合も多く、その場合は数字の整理から入ります。ビジネスモデルが古くて、新しいことをやらないと無理という場合もあります。もっとも多いのは、商品やサービスのレベルは高いのに、販促策を何一つ取っていないために苦戦しているというケース。この場合には販促策のやり方自体を知らないので、やり方を教えてやってもらうってことです。
こんな感じの仕事内容が主ですが、症状が分かってどうすべきかもある程度提示することができます。でも100%どの相談者も儲かるようになるかというと無理です。同じことを話しても、もの凄いパワーとスピードで行動して成果をあげる人もいれば、その場ではうなづいていても行動がとても遅い人、何一つやらない人もいます。そうこうしている内に資金が切れて時間切れアウト(倒産)というケースも多い。そういう意味ではコンサルタントの仕事は時間との戦いなのです。早期発見早期治療が基本なのは人間の身体も経営診断も同じ。時間は有限、手遅れにならないようにしましょう。
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