全員が幸せにはなれない
2016/04/08
この10年をみていても、景気が悪くなると、経済が悪いのは国のせいだとか行政が悪い、役所が悪い、市長が悪いと皆が話しをしがちになります。最近、思うのはどの会社も儲かって皆が幸せになるような経済政策って本当にあるんだろうか?ってことです。例えば、商店街って釧路なんかシャッター通りの先進地になっていますが、日本各地の商店街には過去、街路整備やったり補助金をつけて何とか客足が戻るようにたくさんの税金を投入されてきましたが、客足が遠のくばかりで殆どお金を使った効果はなかった。この事例を見るまでもなく、いくらお金を投入しても皆が一斉に業績が上向いて街が活性化するというのはあり得ないように思います。
僕に限らず中小企業政策について殆どの人が勘違いをしていたんだと思います。それは皆が幸せになるような政策がどこかにあるはずだというもの。お金をばらまけば景気が良くなるはずだ、街を綺麗に整備すれば人は来るはずだ、大きな企業を誘致すれば経済は潤うはずだ、今だにそんな政策が行われているのですが、一時的に補助金もらって潤ったり、仕事が増えたりすることはあっても、その効果はその時だけ、時間の経過と共にあっという間に元に戻るだけです。では、地域の経済を強くする方法はないのでしょうか?
僕は今回3回にわたって行われたのべ700人を集めた販促マーケティングセミナーを見て、強く感じた事があります。もしこの700人がそれぞれ学んだことを自社に置き換えて実践したら、少なくとも今よりは業績は上がるはずだ。激しく実践するところは、大きく伸びるだろうし、ちょとだけやったところは少しだけ伸びるだろう。もちろん、良い話を聞いたな~で終わって実践しない人は何一つ変わらず、むしろ経済の低迷と共に下がっていくだろう。さらに、セミナーに来ない人はもっと大変だろう。いずれにしても学んだことを実践する人が増えて業績を上げる人が増えていけば、確実に地域経済のレベルが上がっていく。つまり、今やるべきはレベルの高い経営者の数を増やす、優れた経営を実践する人を増やす、そしてその実践者たちが儲けることなのです。
今、僕の周りでは静かにそういう人がじわじわと動きは遅いけど出始めています。来年は、その動きが顕在化してくる年だと思っています。そして世代交替も起きています。学ばない人、行動しない人は化石化して淘汰される。それは仕方のないこと。全員が幸せになる都合の良い政策を口を開けて待っているようなことはもうやめる。自ら動いた者のみが報われる。それで良いのだと思います。
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