「ただの良い人」で終わってないか
2016/04/08
僕は経営者の集まる色んな会に入っているのですが、こういう場で友達をたくさんつくれる人って商売にむいている人なんだろうなって思います。あんまり、こういう多数の集まる場所は嫌で人付き合いが苦手でという人は、友達も出来にくいし、やっぱり不利なんだろうと思います。人間は同じ買い物をするのなら、知らない人より親しみのある人から買いたい。一杯飲みに出るのならいつもの馴染みのお店に行きたい。より親しみの持てる人のところでお金を使いたいという性質を持っていますから、普通に考えるとより人間関係が自然に作れる人の方が商売には有利なんだと思います。それと最近だとフェイスブックなどという関係性の構築にもってこいのツールも出てきて人付き合いの得手な人にとっては更に環境が良くなっているように思います。
ところが、そういう人間関係を自然に作れて、良い感じの人が必ずしも商売で成功しているかというとそうでもないのです。下手すると「ただの良い人」で終わっちゃってる。関係性の構築が商売の基本だと言われて、せっかく色々な方と関係性もきちんと構築して大方の信頼を得ているにも拘わらず商売に結び付いていないのは何故なんでしょうか?それは関係性の構築だけでは、何一つ始まらないからなのです。関係性の構築はあくまでも商売がスムーズに行くための付帯条件、潤滑油のようなもので、商売を進めるにはもっともっと大事なある事をしない限りスタートしないのです。それは、自分の商売や商品が何であるかを伝えて、どんな良さがあって、どんな時に自分に声をかけて欲しいかを伝えるということなのです。もっと単純に言うと、買って欲しいのなら「買ってください」と言えという事。
「ただの良い人」は自分のことは言わなくても相手は分かってくれているだろう思い込んでいる。情報を伝えない限り、相手は何一つ分かりません。ちゃんと直接あるいは色々なメディアを駆使して自分の情報を伝えない限り、相手は何一つ分からない。居ないのと同じ、そこには付き合い易い「ただの良い人」が居るだけです。どんな時に声をかけて欲しいか、いつも伝え続けないと眼の前の相手にさえ、気付いてもらえません。皆、忙しいのです。何も情報を発しない人のことを深読みして、この人は何を売りたいのだろう?と考えてくれる閑な人は一人も居ないということをそろそろ分かりましょう。格好つけてないで、自分を伝える行動あるのみです。関係性が既に出来ているのですから、後は声を発すれば良いのです。黙って受身で待っているようなもったいないことはもうやめましょう。
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