既に起こった未来
2016/04/07
新年3日目を迎えました。釧路近郊の釧路町の実家に泊まっています。正月の間、身体もなまっているので、厳寒の中、早朝ランニングを決行。走りながら、僕が実家を離れて何年経ったのだろう?って数えてみたら実に22年もたっていたのに気付きました。
当時と同じジョギングコースをたどって走ったのですが、街が大きく姿を変えたのを実感します。一番最初に目につくのがコンビニの多さ。朝から正月の朝ごはんを買いに来る人でにぎわっている。22年前ってまだ大手のコンビニが出店し始めた時期で、そんなに多くなかったけど、今や完全に社会のインフラになったと今更ながら実感。次に目についたのが、イオンはじめ郊外型のショッピングセンターのにぎやかさ。当時は原っぱだった場所が大商業ゾーンに変身、更に原野だった場所が新興住宅街に変わり、その購買を支える。これだもの、釧路の中心市街地が商業機能が殆ど失われた全国有数のシャッター通りになるよな~。そして、僕の実家のある地域も、当時は新興住宅街で人口増加地域でしたが、今や老人人口が圧倒的に多く空き家が増えてきた地域になっているのです。僕の父も昨年亡くなり、今は母一人で暮らしていますが、今後同じような世帯が増えていき、住人の居なくなった空き家だけが増えていくという現象が日本全国で爆発的に進むのでしょう。
多分、街というのは栄枯盛衰がつきもので、日本みたいに核家族化が進んだ国で、更に北海道のように「先祖代々の守るべき家」の概念が無い地域ではますますこの傾向は加速するのではないかと思います。それが良いとか悪いとかの問題ではなく、20年単位で定点観測してみると街の変貌って驚くばかりだし、当然そこに暮らす人間たちの人口構成や家族構成だとかモノの考え方、好み、生活の仕方、見ているメディア、あらゆるものが全く変わってしまっている。ってことはこれから22年後ってのも、それぞれの地域が全く別世界になっているんですよね。新年、既に起こった未来から、まだ見ぬ22年後を予測してみるのも楽しいかもしれないと思う正月3日目でした。
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