見方を変えれば
2016/04/07
僕がエクスマ(エクスペリエンス・マーケティング)を標榜して3年が経ちました。実際に自分の仕事で使い、学びを重ねてみて、最初は理解できなかったことも、少しずつ理解できるようになってきました。そしてエクスマをベースにさらに新しい発見が日々あるというのが、この手法の面白いところだと思います。
エクスマはそれまで学んだマーケティング手法とあらゆる面でかなり趣を異にするのですが、何が一番大きく違っていて僕が気にいっている部分かというと、徹底的に個性を追求すべきだという点です。これは一マーケティング手法にとどまらず、人生を真に楽しく過ごす方法でもあると思っています。より自分が楽しいと思ったものの方が伝わり易い。逆に言うと個性の出ていない販促物は伝わりにくい。これは、これまでのメディア業界に大きな一石と投じるものだと思います。何故なら、それまではチラシや広告、ホームページなどのメディア制作は専門業者にお任せしよう、悪い言い方をすると丸投げしようという世界だった。丸投げしている内は、発注者側の個性のコの字も出ない販促物になるのは仕方のないところ。結果、お客さんが反応しないので広告宣伝費がムダ金になる。販促は効果が上がらないので、販促費を削ろう。そして中小企業が売上を上げるにはやっぱりものづくりだ、店づくりだ!となり、相変わらず売上低迷に歯止めがかからず溜息をつくという構図を繰り返すのです。
そういう意味では発注者側はもちろんですが、エクスマを一番勉強すべきなのは印刷屋さん、広告代理店、デザイナー、ホームページ制作業者などのメディア制作業者なのです。総じてメディア制作業者は前年対比を減らし続けてきました。しかし、人が購買するきっかけはメディアを通じて気付かされるという構図は今も昔も変わっていない。それが既存のメディアからSNSなどネットメディアに移行してきているだけ。殆どの事業者がその変化についていけず、昔通じたやり方から脱却できないところに今の苦境がある。エクスマなど決定的に効果の上がる手法を身に付けた業者と相も変わらずデザイン重視の反応の上がらないものしか作れない業者の差が今年は顕在化するのではないかと思っています。視点を変えると衰退業種だったものが「売上アップ請負業」という成長業種になるのです。そこが見えるか見えないかの違い。見えた方は一刻も早く行動してほしいですね。見えたけどやっぱり行動にまで至らないというのは見えていないのと同じことなのです。行動しない限り確実に衰退組のままで近々消えていくしかないでしょう。
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今日もマーケッター藤村正宏師のブログで勉強しよう!
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