運を天に任せていては
2016/04/07
昨日の夕方のラジオ番組で今年の東京株式市場の大初会がいきなり大きな下げで始まり、今年の景気はどうなるのかって解説してました。やはり景気の動向ってどんな会社も影響を大きく受けるし、気になるところではあります。ただ景気が良い悪いというのは自分の力ではどうしようもないことです。このように自分の力ではどうにもできないことを外部要因、逆に自分の力で何とか変えることができることを内部要因と分けて考えてみましょう。
実は経営のご相談を受けていて、経営者の方の第一声で一番多いのが「ずっと景気が悪かったからねぇ」、逆に今年あたり一部の業界では「今年は景気が良いせいか、去年より若干上回った」。それから経営会議で今年の実績を振り返って検証する時に、圧倒的に多いのが景気などの外部要因の影響なのです。下手すると売上増減の影響は景気が悪かったから、以上終わり・・なんて会社ざらです。ちょ、ちょっと待って下さい。それじゃあ景気低迷がずっと続いたら会社の業績下がり続けて会社無くなっちゃうじゃないですか!10年以上企業再生の仕事してきましたけど、実は今書いたことが現実に起きてきたことなのです。何が言いたいかと言うと、景気などの外部要因だけに頼っていると、経済成長が続く良い時代はこの世の春を謳歌できるけど、この失われた14年間のように景気低迷が続くと消えていく運命にあるということ。
売上低迷の原因を外部要因しか上げられないというのは、内部要因に何も手をつけていないからです。このブログでずっと書いてきたことの繰り返しになりますが、商品づくり、店作りはもちろん、継続的販促策による顧客づくりといった内部要因の強化に全精力を傾けて取り組まない限り売上は上がらないという事です。外部要因を神頼みするのは正月のおみくじ位にして、まず取り組むべきはお客さんづくりです。外部要因がいくら悪さをしても揺るがない家をつくるためには内部要因の寄与度を飛躍的に高めるしかありません。運を天に任せるようなことを繰り返しているようでは早晩お陀仏さんです。
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今日もマーケッター藤村正宏師のブログで勉強しよう!
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