エクスマのルーツを求めて
2016/04/07
東京で行われた新春エクスマセミナーに参加してさきほど釧路に戻ってきました。2泊3日の旅、今年最初の旅も自分の中にこれから化学反応を起こすであろう多くの発見と感動がありました。
色々な発見があったのですが、実は以前から藤村正宏師匠が提唱するエクスマ(エクスペリエンスマーケティング)に関して疑問に思っていたことが一つあったのです。今回の旅でその疑問に対する回答を自分なりに何となく見つけることができたように思います。その疑問というのは、「エクスマのルーツはどこにあるのだろうか?」という事。何故、そんなことを思うかと言うと、マーケティングとは呼んでいるけど、僕がエクスマと出会う前から知っていたフィリップ・コトラーに代表されるマーケティング理論とは全く様相を異にしていたからです。実は80年代の始め頃に札幌でレンタルレコード屋を任されていたころ「20世紀末消費生活」(油谷遵)という本を書店で見つけて、はじめて知ったマーケティング理論に夢中になり、マーケティングって凄いな~と当時は思ったものです。その後、中小企業診断士試験でもマーケティング理論を頭に叩き込んでサラリーマン時代はそれを元にして会社の営業戦略を作ったり多い活用していました。その後中小企業診断士として独立して色々な中小企業の経営向上に関して診断や助言、指導業務にも当然マーケティング理論は使えるだろうと相当自信を持って臨みました。ところがやればやるほど既存のマーケティング理論では限界があるな~と壁に突き当たってしまったのです。既存のマーケティング理論では会社がどうすべきか大枠では提示できても具体的に何を明日からやったら良いのかというのが示せなかった。その原因の大きな部分として既存のマーケティング理論が大企業をモデルに考えられ、マス・マーケティングが対象分野となっている(ように僕には見える)からです。
エクスマは、僕が悩んでいた部分の解決策を示すものでしたし、学べば学ぶほど現代の特に中小企業のマーケティングには絶対的に必要なものだと思っています。で、前から藤村師匠はコトラーなんか勉強した事ないし、既存のマーケティングを勉強したこともないと言っているんだけど、それじゃあ一体、この理論はどこから持ってきたんだ?って思っていました。今回の旅でその秘密が分かりました。恐らく、藤村先生にとっては、当たり前に思えることが彼以外には見えていなかっただけなんじゃないか。なんとエクスマのルーツは演劇にあったのです。先日の自伝的なブログで、あ~なるほどねって思い、今回の旅で高井戸クラブで繰り広げられたセミナーを見てはっきり確信しました。これは演劇だって。エクスマも既存のマーケティングもマーケティングという呼び名は一緒でも、元々のルーツが全く違っていたのです。MACとWindowsの違いどころじゃない。恐竜と人間の進化の過程くらい違うんじゃないか。今回の旅はエクスマのルーツを求める旅だった。新年早々良い旅ができてラッキー、今年は春から縁起(演技)が良いや。お後がよろしいようで(笑)。
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今日もマーケッター藤村正宏師のブログで勉強しよう!
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