新聞が歴史教科書に載る日
2016/04/07
最近、以前ほど本を買わなくなりました。激減しているといった方が良いかもしれません。それほど以前は本を買っていたし、それだけ読んでいた。僕の部屋は大学の教授室に入った位に壁びっしりの本棚で埋まっているのです。そんな僕が何故こんなに本から疎遠になっているのでしょうか?
答えは、はっきりしています。読む暇がないから。何故か?時間をソーシャルメディアに取られているからです。本当は興味深い本はいっぱいあるんですけど、読めないのがはっきりしているから買うのにブレーキがかかる。買って読んでいない本棚に並んだ本たちの背表紙を見て、今の生活を送っている限り、この本たちを読む時間は永遠に来ないだろうって思いました。
自分のことを言わせてもらうと、以前は本を買って読んでいた時間がほぼ全てフェイスブックやそのリンクされたブログを読む時間に取って変わっています。この行動が良いのか悪いのか、分かりません。自然に任せていたらそうなったということです。プロが書いた書籍に費やす時間が、素人が書くブログや食べ物の写真もあれば、唸らせるような見事な発言、楽しい飲み会やペットの可愛い写真、身近な人が流す情報を見る時間に取って変わった。程度の差はあれ、相当多くの人が僕と同じような生活パターンに変化しているんじゃないでしょうか。
ということは新聞社や書籍の出版社は、これまでの形態では生き残れない。新聞の今の記事形式ではダメだと思います。あれは時間のある人が読む文です。記事のテーマ毎に短時間で直感的に分かる表現に変えないと厳しい。本だって、フェイスブックとかソーシャルメディアを見る人が、今のブログを読んでいるように、すぐリンクして読み始めるとか、FBみててダイジェストがぱっと理解できて、スマホ上から電子版を注文できるように変えるとか必要だと思います。ソーシャルメディアにリンクして読まれるような仕掛けにしないと、永遠に気付かれない或いは素通りされ続ける。
要は時間がないんです。使える時間が削られた中でテレビはせいぜい飯時にBGM的に流しておく位。自分の必要な情報だけ取れるソーシャルメディアに重心がいくのは当然のことなのです。
あくまでも私観ですが、今の形式の紙の本や紙の新聞は、今よりもさらに急速に売れなくなると思います。理由は単純、読む暇がないからです。歴史教科書に紙の新聞が載る日もそう遠くないかもしれません。そう思いませんか?
「なるほどね~・・・」という方は ↓ ↓
↓↓ クリックよろしくお願いします
今日もマーケッター藤村正宏師のブログで勉強しよう!
The following two tabs change content below.乗山徹
最新記事 by 乗山徹 (全て見る)