何でも出来ます!って言われても・・・
2016/04/06
僕が経営コンサルタントとして開業してから14年が経ちました。今でこそ、売上アップアドバイザーと名乗ってマーケティング支援を専門としていますが、開業当初はそうじゃなかった。当時、自分の商売を名乗る時にどんな表現をしていたか?それは「何でも出来ます!」。経営分析から社員教育、人事労務から給料設計、ISO取得、知的財産権活用、どんなことにも対応します。本当はどんなことにも対応できないんですけどね。何でも出来た方が、お客さんに受けるんじゃないかって固く信じ込んでいました。何でも出来ますって言うからには、来た仕事は全て自分で処理していました。おかげで薄く広く色んなこと覚えました。
でも、それは間違いだって途中で気づきました。何でも出来る=何も出来ない じゃないかって。そもそも、何でも出来るって言われても、お客さんは何を頼んだら良いか分からないと思います。昔、僕が居たコンピューター会社の上司が、「ウチの会社は、どんなご要望にお応えしますので、何なりとご要望を言って下さい」って営業していましたが、当時、この営業の仕方おかしくない?って疑問に思っていた。何でも出来る=何も出来ない。もし飲食店で、お客さんの好きなものこしらえますので、何なりと言って下さい。って言われてもあんまりその店に魅力を感じないと思います。そんな言い方より、ウチのこれが絶対美味いんです。ウチは◎△屋です!って言われた方が分かり易いし、行き易い。
何でも屋は魅力が無いのです。何でも出来ますって言われると、どんな時に声をかけたら良いか分からなくなる。何事も絞った方が分かり易い。絞りに絞って人を惹き付けておいて、「あなた、それ以外に◎△も出来るの?」って言われたら大成功です。絞れば絞るほど、それ以外のことでもお呼びがかかるのです。
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今日もマーケッター藤村正宏師のブログで勉強しよう!
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