あなたの頼みならば承知します

2014/03/21 2016/04/06

モーレツな吹雪、吹雪、今日の釧路地方は春の嵐です。４０センチ位積もるそうです。嵐と言えば、思い出す独身時代の記憶。今日のような暴風雪、真夏の土砂降りの風雨、そんな嵐の夜に必ずかかってくる１本の電話・・・・恐怖の電話、トゥルルー・・・。受話器を取って「はい、乗山です・・・」

「あら～乗ちゃん、居たの。ねぇ～お店、閑なの、来ない」。お～いつも通っているスナックのママからです。
僕「いや～天気ひどいしさ～・・・」　ママ「あら～、頼むわ、ね～乗ちゃんしか居ないの」
と言われると、断れない性格なもんで、しょうがないな～とか言いながら、結局タクシー飛ばして飲みに行くと案の定、こんな嵐の夜に召集かけられて、今一つ風采の上がらない（笑）独身男の常連が同じように数人飲んでいるのです。

こんな頼まれると断れない性格の僕ですが、さすがにお断りした頼まれごとがありました。それは夜のスナックの話ではなく、ずっと継続していた調査機関の冊子購読、年間５万円くらいするんですが、３月の今時期が更新期間で、毎年更新を促す電話がかかってくる。ほとんど読みたい内容が無くてゴミになるだけから毎年、もうやめさせてって言い続けてきました。それでも営業の人がたまに「こんな情報ありますけど、どうなんですか？」なんて声かけてきたりしていたので、更新の確認の電話が来て、一旦は購読中止を申し出てても「そんなこと言わないで今年も何とかお願いしますよ～」の声に押し切られてきました。２年ほど前に前任の担当が転勤で変わったので、昨年の更新時にはいよいよお断りをと思い、「ほとんど読んでないので止めます」と言うと、「担当が変わって、今年は連絡できませんでした。今度お邪魔して色々とお話させていただきます」って猫なで声で懇願され押し切られてしまいました。気持ち的には釈然とせず、断りきれない自分の心の弱さに自己嫌悪に陥りました。それから１年、予想通り一度も連絡もなく、また更新の懇願の電話。さすがに今度はきっぱりとお断りしました。

同じ相手の売上に関わる頼まれ事でも、誰にでもＯＫを出すわけではないのは何故なんでしょうか？スナックの場合には長年通っていて、愚痴も聞いてもらったり、バカ騒ぎしても許してもらってきたママの頼みだから、閑だと言われたら助け舟出さないとって感じで協力させてもらっているのです。後者の方は、前任の方までは釈然としないながらも何とかギリギリ関係性をつないでいた、後任の担当者との関係性はゼロに等しい、しかも１年間ナシのつぶてで売りたい時だけ猫なで声で頼まれても、引き受ける気はしない。

そういう意味では、普段からどれだけ関係性を築いているかがいかに大切なことか、それで取引や集客は決まってしまう。「あなたの頼みならば承知します」と言われるためには、普段から関係性構築をどれだけ努力して築いているか。もちろん、今の時代、関係性構築にＳＮＳでの情報発信で汗をかくってのも必須科目なのは言うまでもありません。ローマは一日にして成らずって言うけど、コツコツ関係性を積み上げる努力が欠かせないのは昔も今も変わらないんでしょうね。

「一理あるかも・・・」という方は　↓　↓
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