焦っちゃダメ、その気になったら思い切りね!
2016/04/05
独立する前まで、コンピューターシステムの営業やってました。当時、一番売りたかったのは、役所が使うシステムで何たって金額がデカイ。最低5年は使うし、通算すると億を超える商談もある。逆に言うと外すと会社が傾く位、打撃となるわけです。僕が営業の責任者を引き継いだのが丁度バブルが弾けて会社が傾いたリストラ後、これからどうやって食っていこうかという時期だった。勝率は7勝3敗くらいの感じで、在職中に業績的には立て直しが出来たんだと思ってます。
こういうBtoB営業で一番重要なことは何か?っていうと、お客さん、特にキーマンの方々との人間関係の構築に尽きるかなと思っています。営業マンの常として、営業資料をポイント、ポイントで作って、それを見せながら説明するんですが、これが逆効果になる時があります。それはまだ人間関係が出来ていない段階で、思い切り資料の説明をしてしまうこと。昨日の記事でも書きましたが、関係性の出来ていない相手の話は、基本的に抵抗感があって、下手すると嫌われちゃうことだってあるのです。ケースバイケースですが、少なくとも初回から口角泡を飛ばして、ひたすら商品説明というのはグッと我慢するというのが僕のお勧めスタイルです。
一方、相手が商談モードに入っている場で、口頭だけの説明だと大変もったいないことになります。説明資料やチラシがあるのと無いのとでは、ターゲットとなるお客さんの脳に刷り込まれる度合いが全く違う。口頭の説明だけだと、淡雪のようにあっという間に溶けて、二度と思い出されることは無い。機が熟した商談の場での説明資料は必須アイテムです。
商談モードに相手が入っていない面談2回目までは、具体的な売込みをせずに、ひらすら関係性構築に努める。商談モードに相手が入った面談3回目以後は、必須アイテムの営業資料をちゃんと相手に渡して、商品の良さ、どんな良いことが待っているかを、丁寧に説明する。
何事も、「焦っちゃダメ。その気になったら思い切りね!」って感じでしょうか。決して下ネタではありませんが、何か?(笑)
「一理あるかも・・・」という方は ↓ ↓
↓↓ クリックよろしくお願いします
乗山徹
最新記事 by 乗山徹 (全て見る)
- 顧客の創造_4つの謎 - 2021/1/2 土曜日
- コロナと共に去りぬ - 2020/6/29 月曜日
- パンドラの箱が開いた - 2020/6/28 日曜日
- 聴覚に多大に影響を与えたアルバムのカバー_10枚目 - 2020/5/12 火曜日
- 聴覚に多大に影響を与えたアルバムのカバー_9枚目 - 2020/5/11 月曜日
関連記事
-
驕れるものは久しからずや
今日は札幌に来ています。 JR札幌駅北口にはプロ野球の日本ハム球団のショップがあ …
-
好循環を自らつくる
今朝の新聞に地元釧路でも、以前が空き店舗だらけだった中心商店街の周りに飲食店のオ …
-
それなら私がやりましょうか?
今回、東京に行った目的の一つは墨田区にある浜野製作所の浜野社長の講演を聞きたかっ …
-
振り向いたら誰も居なくなった
昨日は、先月末に釧路管内の白糠まで延伸した高速道路に乗って札幌まで。僕は札幌で会 …
-
発信量=集客量
セミナーやコンサルをきっかけにSNSデビューのお手伝いをしています。 そういう発 …
-
我儘が良い
昨日、セルフブランディングの記事を書きました。無意識にこの言葉使っていますが、W …
-
思想が大事よ
昨日はエクスマのエレメントEという塾生限定のセミナーに参加しました。 ここは実験 …
-
港の台所復活!ジョナサンです
丁度、一月位前に釧路プリンスホテルの飲食部門を受け持つトップオブ釧路の藤井社長と …
-
偽者が通用しなくなった
昨日は地元釧路で「ソーシャルメディア革命」という題でセミナーをやりました。SNS …
-
化石博物館
ソーシャルメディアをどう商売に生かすかという話題を僕のブログでもよく取り上げるの …