ＡＫＢマーケティング

2014/03/28 2016/04/05

最近、ＡＫＢ４８をテレビやネットで目にするとついつい追ってしまいます。カラオケ大会で踊りを覚えてＡＫＢの衣装を着て踊ったり、僕がコーディネーターを勤める中小企業基盤整備機構のサテライトオフィスでも「恋するフォーチュンクッキー」のビデオ撮りをしたりして、何かとＡＫＢづいているのです。そんなＡＫＢのプロデューサー秋元康さんが今朝のＮＨＫの番組「あさイチ」にゲストで出ていてついつい見入ってしまいました。で、その言葉の全てが、とても納得というか、腑に落ちるというか、このブログで書いてきたことと妙に符号するなぁ～と思いました。

例えば、「恋するフォーチュンクッキー」って、テンポがゆったりした７０年代のディスコ調。最近のウケはテンポが160位の速い曲なんだけど、あえてゆったりして、昔風に皆が同じフリで踊る。こういうのを脱予定調和というそうで、あえてファンの期待を裏切る。それと歌詞の内容も、７０年代のアメリカに行ったときのカフェでクッキーを割って食べてたら中から紙が出てきて占いが書いてあった、この体験を書いたら面白いだろうなぁ～ってことで、この曲をつくった。で、大事なことは敢えて受けそうな事を考えるのではなく、観点は自分が面白いかどうか？それだけ。次の流行を追ったりして敢えてウケを狙うわけではない。全ての企画は自分が面白いかどうか？自分が面白くないものは、人が面白いわけがない。逆もまた真なり。

それと、途中からセンターの指原莉乃（さしはらりの）が出てきたんですが、「彼女の替えは効かない。プロデューサーの仕事は０を５にすることは出来ないけど、０．１を５にすることが最も重要な仕事なんだ」。つまりその子にしかない魅力、セールスポイントを引き出し、開花させてあげること。さすが、現代の名伯楽。痺れました。これはコンサルの仕事でもそのままおきかえれる内容です。ちなみに、今日のイラストは、自画像じゃないですから（笑）。どうも太ってから、「あ～、あの人に似てる。秋元康ね」って言われることが多い。以前は嫌だったんですけど、ＡＫＢづいてから、そうでもなかったりして・・・。

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