ホームページはデザインのみにあらず

ホームページを見直そうと思うんだけど、今のを見て感想くださいって頼まれました。で、早速覗いてみた。ん～確かに今のままだと反応なさそう。と一言で終わってしまっては申し訳ないので（笑）、もう少し深めてみましょう。

ホームページも当たり前の話ですが販促物の一つです。ネット上の会社パンフレットのようなもので、今の時代、紙のパンフは読まれる機会があまりないけど、ネット上のパンフであるホームページは多くの人の目に晒される極めて重要な販促物と言えるでしょう。
まず販促物一般で言えることはホームページでも言える。販促物での一番の悩みは「中身を読んでもらえないこと」なのですが、ホームページも当然ながら同じことです。
パッと見でつまらない顔をしたホームページは中身を読んでもらえない。普通のチラシなんかと違って、会社情報を調べたりもされるので販促物の中では、より読んでもらえる確率は高い方なのですが、やはり興味を持ってもらえなければ、飛ばし読みをされたりしてちゃんと読んでもらえないのです。
それでは、どうしたら「面白い」とか「興味深い」と思ってもらえるのでしょうか？
それは自分の狙ったターゲット（読者）が、「事業の価値」を感じてくれるかどうかだと思うのです。「事業の価値」が表現されていなければ、それは退屈なホームページです。読むだけ時間の無駄というものです。ホームページを読んでくれているということは、その会社の事業の価値を期待してみているのですが、読んでもどこに価値があって、どんなところが良いのか、どんな良いことがあるのかが理解できなければ、期待を裏切ったことになる。

冒頭で読んで反応がなさそうと言ったのは、僕自身が書かれていることを読んだだけでは、事業の価値がどこにあるのか、よくわからなかったからです。事業の価値そのものが無いのか、あるけど表現されていないのか？聞いてみようと思います。
事業の価値が分からければ、どんな時に頼んだり、声をかけたりしたら良いのかわからないので永遠に仕事につながらない。
辛口かもしれませんが、ホームページに限らず、反応の無い販促物はデザインやテクニック以前の問題として「事業の価値」があいまいになっていることがとても多いのです。読んでいる人がどんな時にあなたに声をかけたら良いのか、スコーンと一発でわかるように事業の価値が伝わるつくりにして欲しい。
そのためにはデザイン問題じゃなくて、経営そのものの価値や方向性って根本的な問題を見直した方が良いってことかな～。

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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