鬼より怖い債務超過

2015/01/22 2016/04/03

今日は、貸借対照表（ＢＳ）について解説します。貸借対照表（ＢＳ）は貸借（左右）３つのエリアに分かれています。左側（借方）が資産の部、右側（貸方）が負債の部と純資産の部です。左右の合計は同額です。

ざっくり言うと左側（借方）が財産が何にいくら化けているかを表しています。全て現金や預金のままだと一番分かり易いのですが、現実には全て現預金のままということはなく、在庫の商品に形を変えていることもあったり、建物や土地などの固定資産に化けていたり、それぞれ財産の形を変えて会社は保有しているのです。それを費目毎に金額で表したのが貸借対照表（ＢＳ）の左側（借方）に順番に表示されているのです。

一方右側（貸方）はその財産をどうやっていくら調達しているのかを表しています。借金（借入金）をして持ってきたのか？資本金で最初から用意していたのか？さらに毎年の頑張って出した利益で持ってきたのか？といった具合です。
当然、借金で調達するより、頑張って自力で努力して利益で持ってきた方が良いに決まっています。借金や買掛金など取りあえず借りて持ってきた（債務という）ものは負債の部に表示されます。
そして商売を始める前に用意した資本金や過去の利益の合計が純資産の部に合計されます。

まず貸借対照表（ＢＳ）で一番先にどこを見るか？それは右側（貸方）の純資産の合計です。全体（右側（貸方））の合計に対する純資産の割合を自己資本比率と言います。
　自己資本比率＝純資産／総資本
この割合が高ければ高いほど財務的に安定した会社と言えます。何故でしょうか？純資産は元々の資本金に加えて、会社設立から現在まで積み上がってきた利益の額が加算された金額だからです。この割合が低ければ低いほど、借金でお金を調達しているということです。

そして、もし会社がずっと赤字続きで元々の資本金を超えて純資産の合計がマイナスになっている状態を「債務超過」といいます。「債務超過」は儲かってなくて事業継続が難しくなっている会社と見なされるのです。
金融機関は２０００年代に入り、金融庁の監督下で金融検査マニュアルという文書で規制されていて、この「債務超過」の会社には基本的にお金を貸してくれないことになっています。最近、財務省発表でその辺が若干緩和されるとの話ですが、「債務超過」の会社に対する態度が厳しいのは変わらないでしょう。
貸借対照表（ＢＳ）でまず目が行くのは、純資産の部、「鬼より怖い債務超過」といったところでしょうか。

「なるほどね・・・」という方は　↓　↓
↓↓　クリックよろしくお願いします

今日もマーケッター藤村正宏師のブログで勉強しよう！

————————————————————————————————–
売上アップのご相談したい方は声かけてくださいね。お申込みはこちらからできます。（有料で１時間目途で１万円です。）
さらにこのブログを読んでいただいてる方に特別耳打ちしますけど（って、ホームページに載っているんですが（笑））、無料の相談日、次回は２月２５日（水）です。お申し込みください。こちらは時間枠が埋まった時点で締切ですのでお早めに。
————————————————————————————————–
今年もやってきました！シーサー君出演決定
真冬の沖縄ナイト　Vol.7
日時　　2015．2.1（日）　　開場16:00　　開演17:00
場所　　キャッスルホテル３F
料金　　前売2,000円　　当日2,500円
出演者　shy、ジョニー宜野湾、寿、下地　勇
オープニングアクト　なんくるないさーチャンプルーズ、シーサー君
————————————————————————————————–