選挙はマーケティングだ

2015/03/04 2016/04/02

統一地方選挙が近づいてきました。釧路でもこれから知事選、道義選、市議選と続きます。
先日、選挙について助言する機会がありました。僕自身、これまで特定の候補者に肩入れしたということがなく、サラリーマン時代の若い頃に会社や組合の推す候補者の後援会の名簿を一軒一軒歩いて集めたのは随分懐かしい時代の話です。

そんなで選挙については全くの素人なのですが、色々話を聞く内に「な～んだ、普段のマーケティングのやり方が殆ど使えるじゃん」ということが分かってきました。
まず選挙ポスター。これはチラシと同じで、放っておくと素通りされるし、今一つ候補者の特長がわからない。唯一勝負できるポイントはキャッチコピーです。「街のために、未来のために」みたいなコピーになりがちで何したいのか分からない。テーマをあれもこれもじゃなくて、自分の専門テーマが一発で分かるようなものにした方が良い。
候補者のリーフレットも同じで、あれもできます、これもできますとゴチャゴチャ書かれても誰も読まないので、自分の得意なテーマだけに絞る。
ビジネスでは普段からのお得意さん、リピーター対策で繁盛店か否かが決まっちゃうのですが、選挙でも基本は同じだと思います。普段から活動内容を後援者の方々に足しげくコミュニケーションを取って報告しているか、活動報告のお便りを頻度を守って出しているか、ファンサービスのイベントを行っているか、そんな講演者対策を毎日継続してきたか。それらの活動によって背後に強い絆の後援者ネットワークを築けているかどうかですね。
そして、今ならブログとＳＮＳは必須メディアだと思います。自分の活動を毎日でも発信できるのですから、活用しない手はないのだと思います。
ただ、現時点の人口構成から考えると、選挙行く人はＳＮＳとかやらない人が多いので、その辺は目減りして考えないといけません。

そういう意味では普段のマーケティング活動を地道に継続的にやっている人がいわゆる「選挙に強い人」なのだと思います。
新人はこれまでの活動歴がないわけですから、その辺は出来ていないので不利かもしれません。でも僕の見立てではそうでもない。何故なら既存の議員さんのレベルが低くて、上に挙げたような徹底的なマーケティング活動をしている人なんて殆どいないからです。
つまり相対的レベルが低いので新人にも十分チャンスがある。
とは言いすぎでしょうか？一市民の目にはそんな風に見えるんですけど。
もっと、頑張って活動して欲しいなと、激励も込めて、一市民より・・・。

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