良い話だけ聞きましょう

2015/03/14 2016/04/02

今日は、すっかり遅い更新になってしまいましたが、朝から丸一日、行列の出来る経営相談所の富士市産業支援センターのセンター長の小出宗昭さんのセミナー＆ワークショップ＆相談会にご一緒していました。
小出さんの講演は結構久しぶりに聞きましたが、更に迫力が凄くて、切れっ切れでした。今の経済産業省の中心政策の「よろず支援拠点事業」は小出さんの事業をモデルとしていて、国会に呼ばれて発言したり、国の中小企業政策に今最も影響を与えている人とも言えるのです。

今日は金融機関の方々に対しての講演だったのですが、さすがに元々銀行マンだけに、無茶苦茶手厳しいセミナーで参加者の金融マンの方々には耳が痛い分、相当ガツンと刺激を受けたのではないかと思います。
ここのセンターは以前見学に行った時も相談者が一日中切れない状態で、月に３２０件の相談って１日１２件、多い日には２０件も相談に来るという、あり得ない繁盛ぶりなのです。
そんな小出さんですが、コンサルティングの成果が出ているから繁盛している。その成功事例とどこにポイントがあるのかを次々に解説してくれました。
２時間話した後、最後に質問コーナー。最初の質問がいきなり「成功事例は分かりました。失敗事例も少し話していただけませんか？」
やっぱり出た～！って感じです。実はいつもお決まりの後ろ向き質問なのです。
小出さん、曰く「そりゃあるに決まっている。でも、そんな失敗事例話してもなんか意味あるの？ダメならやり方変えてチャンレンジするだけさ」とのこと。

そうなのです、失敗事例なんていくら詮索しても何も出てこないのです。だって普段から中小企業支援とか言いながら、既存の支援では何の成果も出ていないからセミナー聞きに来ているんでしょ。
だったら、成功した事例だけ聞いて、そこからパクれば良いのです。
ストップ！後ろ向き、ストップ！言い訳、って感じでしょうか。

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