一本につながった関係性マーケティング

2015/06/10 2016/04/02

一昨日、釧路の老舗ジャズ喫茶ジスイズ完全閉店の記事の切り抜きをフェイスブックにアップした後、藤村正宏師匠がブログ記事でジスイズのことを書いてくれました。
その中で今ＳＮＳ社会になって存在感が増し続けている関係性マーケティングをジスイズは４０年前からずっとやってきているという指摘をされています。僕はこの記事を読んでいて、あっ！そうだったのか、とこれまで考えていたことが一本につながったような感覚を覚えました。

というのは、ジスイズって言うと釧路の人間にとっては余りにも当たり前の存在であって、ちょっと音楽好きな若者なら通い続けた店だし、或いはそんなに音楽に興味ない人でも一度位は行ったことのある場所だと思う。まるで泉屋のスパゲティ（釧路特有の熱々のステーキ皿に乗ったスパゲティ）を誰でも食べたことあるのと同じように、いつもあるものだったのです。
でも、改めて完全閉店してその存在の大きさを知るというか、マスターがひたすら自分の大好きなジャズや芸術の情報を発信し続けてきたことが、実は関係性マーケティングの理想モデルだったというわけです。
僕は今年一発目の新年のブログ記事「グレイトフルデッドな世の中になっちまったぜ」で６０年代のヒッピームーブメントの時代からロックグループの雄グレイトフルデッドが関係性マーケティングの原型のようなことをやってきたと書いたのですが、そんな海外の事例を持ち出すまでもなく、足元の地元釧路でしかも自分が出入りしていたお店でそんなことがやられてきたというのです。

マスターのやってきたことは自分の好きなこと＝大事にしていること、を世の中にひらすら発信し続けてきた、その結果それに賛同するファンやサポーターがどんどん集まってきて何も言わなくてもイベントを手伝ったり、応援してくれる輪が自然発生的に出来た、その結果、ジャズミュージシャンの聖地となり北海道釧路にジスイズありと色々な人が全国から訪れるようになったのです。
エクスマ塾ＯＢの勝村大輔クンの著書「サポーター論」でも同じような主張をしていますし、グレイトフルデッド、ジスイズ、エクスマと一本の線でつながった、ストンと腑に落ちた瞬間でした。理解が深まるのが遅すぎたかな？（笑）

「一理あるかも・・・」という方は　↓　↓
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