過去の人と呼ばれたくなければ

昨日は異業種交流会の守成クラブの昼食会に出席しました。この会では色々なプログラムが用意されていて基本的には商談会がメインなのですが、それ以外に様々な場で交流が図られる仕組みになっています。昼食会は入会して日の浅いフレッシュな方と知り合える機会でもあり時間の許す限り出席するようにしています。
その中で会員歴の長い女性会員の方からこんな発言があり、大変印象に残りました。「ハウスクリーニングの同業者がたくさん居る中で、自分が出来るのは出席することしかない。誰よりも出席することを心掛けている。同業者の中で一番先に自分の顔を思い浮かべて欲しいから。」といった内容でした。

僕はこのお話はこの会の中だけに限らず商売の基本として大変重要だと思ったのです。
最初、ＡさんとＢさんは同じ条件だとします。Ａさんは頻繁に顔を出し、Ｂさんはたま～に顔を出したとします。すると次第に条件が変わってきます。Ａさんには「親しみ」という有利な条件を次第に持つようになります。時間の経過と共にその差は圧倒的になり、お客さんはＡさんの顔しか思い浮かばなくなり、Ａさんからしかモノを買わなくなるのです。まさに商売の前提となる関係性とはこういうことなのだと思うのです。

今やこういった関係性の構築はリアルの場だけに限ったことではありません。フェイスブックはじめＳＮＳ空間でブログを通じてコツコツとお客さんとの関係性を築いていくことが可能となったのです。
というより、手間のかかる情報発信を敢えてコツコツ積み上げるれるかどうか、その結果一番先に顔を思い浮かべてもらえるかどうか？が問われているのです。
選んでももらうには、まさにこの関係性の構築しかないと言っても過言ではないのです。
リアルの場で、ＳＮＳ発信で、「親しみ」を積み上げるにはコツコツ地道に足で、そして発信という頭で稼ぐしかないということです。顔出ししない、発信しないと忘れられた過去の人になるだけ。改めて気付かせてくれた昼食会でした。

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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