宗教観的企業論
昨日は中小企業家同友会の全道組織委員会が釧路であり、会議と懇親会、丁度北海道日ハムファイターズのリーグ優勝シーンがテレビでやっていたので皆で「あと一人!あと一人!」と盛り上がり、優勝決定の瞬間に全員でビールかけというのはウソですが、我らが道産子球団、万歳、万歳!の笑顔の渦となりました。
で、僕は今年度の釧路地区の組織委員長なので、会員を増やすために皆で知恵を絞っているというわけです。
僕も同友会歴は長く、2000年の1月に独立してすぐ入会したので、もう16年以上経過して古参会員なのです。
中小企業家同友会は経営者の集まりで、会員同士で講演会を開いて経験を共有して活かしあうというのが基本。
当然、定期的に色々な会合で顔を合わせているので会員同士の商取引もさかんに行われています。
そんなベテラン会員の僕が、色々な会合や例会に出てつくづく思うのが、僕が入った16年前、いや10年前と比べても顔ぶれがすっかり変わってしまった、という事です。
先日の記事「未来をつくる仕事」で書いた通り、30年生存する企業が殆どない、という現実をここでも突きつけられるのです。
生き物としての人間は、病気やちょっとしたバランスの変化で、あっけなく死に至ります。
おそらく企業も人体ととても似ていて、崩れる時は儚いものなのです。
そんな儚いものだからこそ、環境変化を受身で漫然と受けるのではなく、自力で色々な対策をとる必要があると思うのです。
何でそんな嫌ことばかり言うんだ!とイラっとされる方も居ると思います。
でも、永遠の命はない。
人は必ず死ぬのです。
会社も放っておくと必ず死ぬという事実が統計的に証明されている以上、そんなもんだと事実を受け容れて生きて行った方が良いと思うのです。
儚い存在だからこそ大切に、そして希望を持って、永続できるようにコツコツ仕組みを構築し回していく。
ちょっと宗教っぽいかもしれませんが(笑)、そんなことを最近よく考えます。
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乗山徹
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