あなたは忘れられている

2016/10/11

とても単純なことですが、多くの会社の販売不振の原因の相当部分は「忘れられていることにある」と思っています。
過去に何度も行ったことがある店でさえ、忘れている。

僕は地元では昼はあまり外食しない方なのですが、先日たまたま一人で外食することになって迷いました。
でも、こんな時には自分の中で大定番であり、釧路人にはソウルフードの泉屋のスパゲティってのが思い浮かびます。
で、本店に行ったら平日なのに、何と行列が出来ていたので、あきらめました（笑）。

そうなると、全然思い浮かばないのです。
更に、次の定番である、これも釧路っ子にはソウルフードの東屋のそばにいったら臨時休業。
結局、その近くの初めて入るラーメン屋さんに行くことに、幸いとても美味しかったので良かったです。
後になって、あそこもあった、ここもあった、と思い出すのですが、その場では意外と店が浮かんでこないもんなんですねぇ、不思議なことに。

基本的に忘れているんですよ、お店のことなんか。
だって、お腹を満たせて、まあまあ美味しかったら、どの店だって良いんですから。
多分、これは僕だけではないと思う。

商いをやっている人は、「忘れられないようにする」という基本動作が必要だと思います。
例えば、フェイスブックでたまたま「ここの店が美味しかったよ」って投稿を見たり、店主の顔見掛けたりしたら、行こうとなることが多い。
フェイスブックでの発信、さらにお客さんにチェックインしてもらう、まずこれやらなきゃと思う。

一定頻度でのメディア発信が最低限の基本動作。
さもなくば、間違いなく、あなたは忘れられているのです。

いついかなる時でも忘れられない努力が欠かせない。
さりげなく、定期的に、忘れられないように、消息を知らせましょう。

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