２－８の法則

2016/10/12

２－８の法則ってご存知ですか？
パレート法則とも呼ばれますが、売上の８割は２割の上位顧客によって構成されている。
つまり、売上の大半は少数の上得意さん達によってもたらされるということです。
これはどんな業種でもどんな会社にも当てはまる商いの基本法則のようなものなのですが、別に商売に限ったことではありません。

僕は複数の中小企業者の会の幹事をやっていますが、会員さんの動きを見ているとつくづく同じ原則が働いているな～と思います。
ビアパーティの券を売っているのも少数の特定の人が８割方売りさばいているし、会員を紹介して増やしているのも、積極的にやって成果を上げているのは２割位の熱心な会員さんなのです。

だから会の将来を考えるのであれば、そういった動きの良い人たちにリーダー的なポジションに適宜据えるといったことが必要だし、さらに、会の満足度を高めることで、そういう熱心に活動する人の数を徐々に増やしていくことが、結果的に全体の会員数増加につながる。
そういう事に手をつけないで、やみくもに新会員増強って叫んでも、幽霊会員と退会者が増えるだけで、会の活性化にはならない。

もちろん商売でも、その上位２割の方々とどう付き合うかということで会社の将来が決まってしまうのです。
その方々は売上を支えてくれるだけでなく、時に広報マンとして口コミしてくれたり、新しいお客さんを連れて来てくれたりします。
ところが、私たちはそんな素晴らしい足長おじさんのようなお客さんはもう安心とばかり勘違いをして、新しい客、新しい客と、一見さんを集めることばかりに終始しがちです。

２－８の法則、一度、自分に落とし込んで考えてみてはいかがでしょうか？

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