市場との対話してないかも
僕が住む道東、釧路・根室地方は漁業と酪農が盛んで食に関する資源は全国的に見て豊富だと思います。
こちらに来られて帰りの土産品も海産物やその加工品などを和商市場などで買う人も多い。
一方、それらの地場産品が飛ぶように売れているかというとそうでもなく、むしろ売上の低迷に悩む業者さんが多い。
食べて戴いたら、その良さが分かると思うのですが・・という典型的なパターンです。
このコラムでは何度も繰り返していますが、モノが売れる理由を単純化して考えると2つあると思います。
一つは(1)商品に魅力(強み)がある。
もう一つは(2)買って欲しいお客さんにその魅力が伝わっている。
この場合、シアワセなことに(1)はクリアしています。世界中の誰が食べても美味しいのに間違いはないって位、この辺りの産品は誰の舌をも唸らせる実力を持っていると思います。
問題の多くは(2)の買って欲しいお客さんにその魅力が伝わっていないのです。
何故魅力が伝わっていないのでしょうか?
それは一言でいうと、市場との対話をしていない、からです。
自分から買って欲しいお客さんにアプローチしない限り気付いてもらえないのです。
SNSを使って、紙メディアを使って、リアルの場でいかにお客さんと対話するか。
リアルの場では、自分から「おはようございます」と元気に挨拶することで対話が産まれて親しくなっていくと思うのです。
もし、互いに何も言いださなかったら何も起きませんよね。
自分から相手に対して波紋を起していくと、どんどん波紋の輪が広がって、市場全体が揺らいでいく。
自分からアクションを起こすことを遠慮する必要なんかないのです。
自分から対話を始めたら、必ず何らかの反応が返ってきます。
そして対話を延々と続ける、その内に対話の輪がどんどん広がっていく。
まず自分から第一声を発しましょう。そこから全てが始まる。
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乗山徹
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