スケルトンな自分を見つめて

業績不振で事業の今後について相談したい、という依頼を受けることがあります。
そういった場合、必ず三期分の決算書を戴いています。

何故、決算書が必要かというと、数字を見ればほぼほぼ正確に状況やその会社の歴史、何故今ここに至ったのかが分かるからです。
それほど数字というのは嘘をつかない。

もし決算書の数字なしのヒアリングだけで答えだけ教えてくれと言われてもそれはいい加減なことしか言えないのです。
体調が悪くで病院に行って、血液検査もなにもしないで出された診察結果に不安を抱くのと同じことです。

そして正確な数字があれば、それを起点に対策も自ずと浮かびあがって来る。

過去の数字など意味がない？
そんなことはありません。全ては過去から今に至るあなたの歴史に良いことも、悪いことも、強みも、弱みも詰まっている。
そこを起点にしないで何をするというのでしょうか？

過去の決算数字は単なる無味乾燥な数字などではなく、会社の歴史そのものがスケルトンとなって表されている。
だから、経営不振の企業のみならず、経営を一から見直したい、会社の新しい道を探したいといった時でも、まず過去から今に至る数字をみてスケルトンの自分を見つめなおすと、意外に答えは出やすいものです。

スケルトンな自分、見直してみませんか？

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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