全ては自分起点に

僕は元々、システム屋で顧客企業からＩＴシステム開発を請け負ってシステムを開発して納品するといった仕事をしていました。

今時、そんな社長さんは居ないと思うのですが、「全部任せるから良いシステムつくってくれや」という人が昔は結構いました。システムでやりたいことや実現したいことが具体的になっているのならこういう姿勢は歓迎すべきことなのですが、中にはそこが全くあいまいで年度末に予算が余ったので税金対策に良いシステムをつくってくれなんて話がありました。これ、作って納品する方としてはとても困ります。企画や思考の中味まで丸投げしないでくれよと言いたくなります。

実はこの構図、マーケティングの世界でも良くある話です。
業者やデザイナーに丸投げで依頼する。企画の中味まで自分で考えないで丸投げ、そんな形で作ったチラシや広告は大体キレイに形が整っているだけで反応がでない。

時代は進んでＳＮＳ時代になっても、まだ中味を丸投げして投稿してくれとなると、もう全く機能しません。
そもそも、そういう投稿は見破られるし殆ど反応がない。
そして遅すぎて記事を投稿した頃には醒めたピザも良い所で、ＳＮＳはその場、その時が記事の旬。

ＳＮＳは現場発信でないと活きが悪くて全く使えないのです。
だから、まず現場の人間が頭を使って自分で企画する、全て自分起点に戻さない限り、現代のマーケティングは機能しない。

相変わらずＳＮＳに疎遠な会社が多いのですが、外部に丸投げなんてことを続けている限り、状況を何も変えることは出来ない。

マーケティングは全て自分起点・現場起点に戻しましょう。

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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