売上アップアドバイザー シーサー君

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自分体験「ヘー、面白いな~!」

   

これまで仕事をしてきて、「ヘー、面白いな~!」と新鮮な感動を覚えたことはありせんか?
僕は商売上で初めて体験したことは特に、今でもその時のシーンや驚きが強く記憶に残っています。

僕がモノを売った最初の体験は、ひと夏だけの観光客相手の民芸品店でした。
どうやったら売れるのかさっぱり分からず売り場でモジモジしていたら、店主のおカミさんから「ボーッと立ってても売れないよ」と行動で見本を示してくれました。
若い女性のお客さんにそーっと近づき「何かお土産お探しですか?」若干の会話のやり取りで、「じゃあ、これ3つ下さい」って感じです。

今度は僕の番です。
勇気を出しておカミさんの見様見真似で「何かお土産お探しですか?」と若い女性客に話しかけると、ちゃんと会話が成立。「じゃあ、このキーホルダー4つ下さい」

僕が初めてモノを売った瞬間でした。原体験です。
売れた感動と共に、モノを売るにはこうすれば良いんだということが直感的に分かりました。
その直感とは「顧客にシグナルを送るとモノは売れる」逆に「顧客にシグナルを送らない限りモノは売れない」というものです。

小樽のレンタルレコード店の店長を任されていた時です。
閉店後、一人お店に残って売り場をじっくり見まわしながら、「このお薦めアルバム、凄く良いけど放っておいてもそんなに出ないよな・・・」とあるアルバムに目が行きました。
POPつけてみようか、と思いつきました。
で売り場のアルバムに吹き出しで「これオススメです。ちょっとボズ・スキャッグスにも似た甘い声で云々・・」手描きのPOPを付けました。
で、翌日からそのアルバムを観察してみると、何と全然動かなかった商品が常時出るようになっているではありませんか。

その時「へー、POPって面白い、POPが店員の代わりをしてオススメしてくれるんだ」という新鮮な感動と驚きを今でも覚えています。

最近だと、やはりネットでの体験ですね。
ブログやSNSで初めて案内を出した自社主催のセミナー、果たして来てくれる人が居るのかな~・・と不安でした。
最初にメールで申し込み案内が届いた時の感動と驚き、やはり忘れられません。

商売を続けていく上で、お客さんにシグナルを送りそれが伝わった原体験的なことが必要じゃないかと僕は思っています。
今だったら、その入り口としてのSNSが一番だと思います。

まず個人アカウントで発信してみて、何がどう伝わるのか、自分で体験してみた「ヘー、面白いな~!」が絶対必要だと思うのです。
それ抜きだと現場感がいつまたっても育ず、停滞している人が多いように思います。

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北海道釧路市の中小企業診断士&ITコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中!

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