脱！画餅

2018/05/15

事業計画を作成する際に、当然その計画を実効性のあるものにしなければいけません。
つまり本物の事業計画をつくる、表面だけ整った絵にかいた餅のような計画にしないことが重要です。

一昨日の記事で、「事業計画はまず数字を固めよ」と書きました。
これは本当です。
ではこれだけでその作った数字（売上や利益等）が達成できるのか？

「数字は出来た。あとは頑張れ！」
ではあまりにもひどいじゃあーりませんか。

数字というゴールを決めたなら、そのゴールを達成するために何をするのか？がないとそりゃあ戦略でも計画でもありません。
まさに絵に描いた餅まっしぐらの事業計画です。

この事業計画に実効性を持たせるためによく使うのがバランススコアカード（ＢＳＣ）です。

ＢＳＣの体系を簡単に言うと
(1) 最終的な財務目標（ＫＧＩ=Key Goal Indicator）達成するために
(2)顧客の視点、内部効率の視点、人材の視点でそれぞれ行動目標（ＫＰＩ＝Key Performance Indicator）を設ける。
ということです。

例えば【ＫＧＩ】売上目標〇億円、利益目標〇百万円、を達成するために
・顧客の視点～取引先〇件増→さらにそのためにはターゲット顧客リスト〇千件をつくる→さらにそのために・・・
と細分化した行動目標【ＫＰＩ】を立てていくのです。

同様に内部効率化や人材育成の視点からも【ＫＰＩ】をつくっていく。

まず行動目標ＫＰＩを成し遂げない限り、最終的な数値目標のＫＧＩは実現できない。

毎年同じことをやっていて食える時代は過去のものです。
今やあらゆる企業が常に新しい食い扶持を探して目標に掲げなければ生きていけないのです。そのためにやるべきことは少なくないはず。

このＫＰＩづくりが年度の始めには欠かせないのです。

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