沖縄ナイトって僕らの財産だわ

2019/02/12

１１年目の沖縄ナイトｉｎ釧路が終了しました。
すっかり恒例イベントとして定着した感があり、毎年来てくれる人が多い。

僕も出演者としての参加が９年目なんですよ。
今日はこの沖縄ナイトに参加している地元ミュージシャンについてお話してみます。

というのは今の時期、真冬の沖縄ナイトとはよく言ったもので、一年でも一番寒くて最近だと△２０℃代になったりするほどです。
そもそも、そんな日本でも一番寒い場所に住んでいる釧路人が何で沖縄音楽やっているんだ？
今回、出演の地元勢の三線弾き３人が３人とも沖縄や沖縄音楽との関り方が全然違っていてユニークだなぁ、面白いなぁと改めて気付きました。

なんくるないさチャンプルーズの三線弾き、稲垣見穂さんは釧路市内の妙堅寺というお寺の住職さん。
ここは稲垣さん以外に、ギター、三線(女性）、太鼓、女性ボーカル２人という編成でＰＯＰＳの選曲が多くて、色々なイベントに出演しています。
それ以外に年に数回、沖縄から民謡の唄者を呼んで、お寺のお堂でコンサートを主催したり、ジャズのコンサートをお堂でやったりというお寺をホールにしている。また音が良いんだよね。
彼は演奏だけでなく、音楽イベント企画を精力的にやっているんだなぁ。

今回から新しく参加した三上倫平さん。本業は床屋さん。
ところがお店にいってびっくり、床屋さんなのに三線がずらーっと展示してある。
実は、三線工房もやっていて売っているんです。
沖縄からパーツを仕入れて自分で加工して主にネット通販で売っている。
僕もたまに遊びに行って弾かせてもらっているんですが、コストパフォーマンス無茶苦茶高いです。
つまり良いものが安い。だから沖縄の人からの注文が多いそうです。
床屋さんって職人だから、三線づくりも職人技なのかなぁとも思います。
北海道の人でこんなことやっている人は居ないと思います。

それと僕。
本業は経営コンサルタントなんですが、三線も弾く。
実は元々ベースやっているんです。電気もウッドも両方やります。ジャズが大好きです。今年はジャズをちゃんとやろうと思っています。
って乗りで三線の方が後なんですが、三線は難しいなとやればやるほど感じています。
結局は楽しむしかないんだよねとも思う。
多分、演奏者としての強みは、元々バンドで培った耳コピの技術かな。どんな速い曲でも三線の譜面に興せます。
後はリズム走ったりしないような基本が出来るってことかな。

釧路の３人の三線唄者、３人とも沖縄や三線との関わり方は全然違うけど、それぞれユニークで、全く違うやり方で楽しんでいる。
なんか生き方として面白いな～とも思うし、それぞれ尊敬しています。

本業とは別のところで、楽しめる世界を持っているって凄い財産のように思う。
仕事とは全く別の人ともつながるし、プロの凄いミュージシャンとも逢えて一緒に酒飲めるしね。
沖縄ナイトで懐かしい顔に逢えて旧交を温められるのが幸せ。

沖縄ナイトって僕ら釧路人の財産だわ。

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