ゲルマニウムの夜
2016/04/30
2ヶ月に1回、土曜日の夕方に10人前後で集まり読書会をやっています。題材は日本文学。川端康成、夏目漱石、三島由紀夫などの純文学を中心にもう10年以上続けています。
釧路高専の小田島本有教授が指南役となり、毎回本を1冊読み感想を述べ合うというもの。その後居酒屋で難癖を付け合うというたちの悪い会です。
今年は横光利一「上海」、原田康子「挽歌」、遠藤周作「深い河読む」、宮本輝「錦繍」ときて
今回は花村満月「ゲルマニウムの夜」。98年の芥川賞受賞作で珍しく新しい作品を取り上げました。
暴力、セックスなど表現はおどろおどろしいが、宗教を批判的に捉えた作品でおもしろかった。
次回は、釧路出身文豪の原田康子さんの「海霧」です。
時間の無い中で読むのは最初のうちは大変だなと思ったのですが、積み重ねて来るうちに、「2ヶ月に1度の豊かで贅沢な時間」と捉えられるようになりました。
放っておくと文学とは無縁の生活になるところをあえて文学と触れ合う機会をもらい、ありがたいなと感じています。
ご興味のある方は是非参加して下さい。
乗山徹
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