驚きの連続でした

４泊５日の中国瀋陽の旅を終え帰途についています。

香港以外の中国本土に渡ったのは初めての経験だったのもあるのですが

びっくりの連続の旅。おいおい、本当かよ？って事ばかりでした。

まず瀋陽空港に降りたち、市街地までバスを走らせると超高層ビルの建築の

クレーンの多さに驚きます。

市街地から工業特区までどこもかしこも工事中。都市を造り変えているのです。

瀋陽市は７００万人の人口を抱え、元々清王朝があった所で遼寧省の産業

や交通の中心地だったのですが、港湾都市の大連に都市開発では先を越され

現在、２０１３年までに北京に次ぐ第２の首都建設という位置づけで凄まじい

勢いで資本が投下されているのです。

はっきり言って不動産バブルは明らかなのですが、日本の経験を見せない

ようにしているのか、見ないようにしているのか、誰もバブルが弾けるなどと

現実的に考えている人は居ないように見えます。

現段階で、都市建設の全体目標の３分の１程度まで進捗しているようですが、

実感として果たして目標を成し遂げる前にバブルがはじけて目標をまっとう

できるのか疑問です。

それと予想以上に大変だったのが言葉です。日本語が全く通じない。唯一通じた

のが日本人向けのスナック。日本で働いていたという女性も数人いて、カタコト

の英語や漢字の筆談で結構通じました。

英語も教育を受けている層と全然受けていない層に分かれるようで、一人で

街歩きしてもつらいものがあります。

車の多さと割り込みなんでもありでスレスレの間隔ですり抜けていくのには

びっくりです。よく車がボコボコにならないなと思います。

ちょっと裏路地に入ると、とてもこきたない。露天でいっぱい食べ物を

売っているのですが、旅行中は絶対食べないように念を押されていました。

こちらの人は歩きながら携帯電話で突然怒鳴りだしたり、女性でも痰やつばを

平気で路上にはきますし、ゴミを歩きながら捨てるのは当たり前。

何日かするとそんな事はあまり気にならなくなりました。

トイレはどこも汚いです。というより日本のようにトイレのきれいな国は無い

でしょう。

あとは接客態度はどこも最悪ですね。笑顔で気持ちよく接客するという概念が

ないようです。

住めば都と良くいいますけど、正直あまり住みたいという感じはしません。

空気は埃だらけで悪いですし、水道水はそのままでは飲めません。

路地裏での暮らしが元々の瀋陽なのでしょう。

汚いものを丸ごと大掃除してきれいな高層ビル街に造り変える。

そんな事がそんなに重要なのだろうか？って思ってしまいます。

正直、無茶苦茶なバランスだなと思いました。

まさに今の中国を体現しているのが瀋陽なのかもしれません。

フェイスブック、Youtube、アメブロ、Yahoo　全て使えません。

現地では見ることができなくなっているのです。

数万人単位で２４時間インターネットサイトの監視を中国政府が行っているそうです。

ＮＨＫニュースもホテルのＴＶで見れるのですが内容によっては画面が見えなくなり

この画面は見ることができません、のテロップが流れるのです。

驚きの連続でした。

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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