見過ごせない事態になっている

昨日は月例の中村美彦政経セミナー。

ゲスト講師に社会保険労務士で学習塾を経営する三木克敏さんを迎え、

釧路での深刻な学校教育の学力低下についてお話いただきました。

全国学力テストというのがあって北海道は小学校では全国４７位（最下位）、

中学校では４３位でワースト４位以内の常連との事。

その北海道の中でも釧路地区の小学校、中学校の学力低下は目を覆うばかり

で道内の他都市の中でも郡を抜いて低い。

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つまり釧路は小中学校の学力レベルが日本一低い地域なのです。

それを反映して高校の学力レベルもお隣の帯広に大きく水を空けられている。

基礎学力というのは小学校４年生レベルをいうそうですが、算数の九九を

覚えていない子が半数以上いる。

最近のコンビニでは領収書の漢字を書けない若い従業員が多い。

自動車学校では学科試験に受からない若者が異常に増えている。問題文の

意味が理解できないためだといいます。

学校は教育現場に任せておくものと放置してきた結果、気付いたらとんでも

ない事態になっていた。

最近、三木さんの発言をきっかけに釧路での深刻な学力低下の実態が明らか

になってきました。

ビジネスの現場で秀才が必ずしも成功するわけではありませんが、読み書きや

四則演算の計算ができない、おつりの計算ができないとなると話は違います。

基礎学力が無いという事は社会で生きていく最低限の能力が無いとみなされ

役立たずの烙印を押され、まとまな職にありつけなくなるでしょう。

そんな人の割合が増えて行くとますます釧路は負のスパイラルに入って行く。

経済が悪いと教育への投資ができなくなる。親さらに子供たちは益々教育へ

の関心をなくしていく。

負のスパイラルを断ち切るには経済、教育、福祉の３分野が現状認識を共有

し、スクラムを組んで立て直して行く以外にはない。

学力の低下は地域崩壊の問題です。釧路がスラム化していく予兆でもあります。

これを食い止め地域を再生に持って行くには、やってんだかやってないんだか分から

ないような政策はもう止めにして、食や観光資源の強みにシフトした強烈な産業政策

を講じることが必須。

経済界はそのチャンスをものにして一生懸命働いて儲けて雇用を増やす。

教育界は最低でも小４レベルの基礎学力をぶっ叩いてでも身につけさせるよう

に責任を持ってたたきこむ。

残業はしないで定時に帰るのを主義としている先生が少なからずいるらしいが、給料

泥棒の見本みたいな背中を子供に見せないで欲しいな。

釧路スラム化への道を見過ごす事は絶対にできないです。

と、このテーマは本当にショッキングなものです。

ちなみに三木さん、櫻井さん、大越さんとはＦＡＣＥＢＯＯＫつながりで

このテーマの情報についても事前に勉強させてもらっていました。

ＦＡＣＥＢＯＯＫが釧路の教育界のジャスミン革命を起こす事にならんかな・・・。

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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