芸術の街くしろ
2016/04/28
9月3日から3ヶ月に渡った増田誠展がいよいよ明日11月7日の北海道立釧路芸術館を最後に幕を閉じます。
市立美術館、道立芸術館とも通常よりかなり多い来場者だったとの事で大成功だったのではないかと思います。
実行委員会事務局長の鳥取神社の木下宮司はじめ関係者の皆さん本当にご苦労されたと思います。素晴らしい企画ありがとうございました。
今回は一人の作品を実に14会場もの場所で展示した前代未聞の展示でした。スタンプラリーも14会場でしかも一箇所は札幌のホテルだったので回る方も大変でしたが、僕は札幌出張のホテルを会場の京王プラザホテルにして達成しました。
全会場を回ってみて気付いた事がいくつかありました。
まず釧路には素晴らしい美術館が集積しているという事。釧路市立美術館、北海道立釧路芸術館、北緯43度美術館という大きな美術館がこの20万都市に3つもある。さらに釧路画廊、旧五十嵐邸のようなギャラリー。今回参加していませんが他にも数多くの画廊、ギャラリーがある。
増田誠の絵の中にも釧路川を中心とした作品が数多くありましたが、この地域は作品にしたい素材の宝庫だという事。
そして何よりも一つのテーマを釧路の3大美術館を中心に展示したことで、見る側がとことん作品を味わい楽しむ事ができる。展示会場を回ることで街歩きの楽しみを満喫できた事。
今回の展示は釧路の可能性をまた一つ教えてくれたのではないでしょうか?
まさに「芸術の街釧路」。釧路って実はどこにも負けない芸術の街だったのではないでしょうか?
こういった楽しい芸術祭のような企画。地域の一つのイノベーションではないかと思います。夕張映画祭なんてもの道内ではありますよね。
4年前にフランスに行った時、エクサンプロバンスやアビニョンの駅など地域の色々な都市の50会場として写真祭をやっていたときに方々でポスターを見かけました。多分、先進事例は沢山あるはず。
芸術でのまちおこしってのも釧路の場合十分ありじゃないか。
今回の増田誠展はそんな事を気付かせてくれました。
まだご覧になっていない方、明日11/7(月)が最後です。増田誠の素晴らしい世界を是非味わってください。
乗山徹
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