師走の朝に「ありゃ・・りゃ・・」
2016/04/28
初冬の札幌。すっかり雪で素敵です。
今朝札幌のホテルで朝食を取りながら北海道新聞の第一面を見ると「グランビスタ機構入り、札幌グランド、パークホテル運営~再生支援、継続雇用へ」の見出しが躍ります。
「ありゃ。ここだ・・」ここ札幌グランドホテルはこれまで政府や海外の要人なども宿泊してきた正に北海道の歴史と共にある一番の伝統ある老舗ホテルなのです。
企業再生支援機構とは国が創設した機関で最近では日航の企業再生にたずさわっています。
経営の立ち行かなくなった企業(大手企業中心)の株式を買い取って経営権を引きついたあと3年の期限つきで再生を果たし次の買い手に引き渡すというものです。
ホテル自体は素晴らしいです。お部屋も対応も全て一流で快適です。パックなら値段も手ごろで最近ここに泊まる事が多い。
元々は北炭(北海道炭礦汽船)が親会社ですから正に北海道の歴史そのものなんですね。90年代終わりの拓銀破たん以後、北海道の歴史を作ってきた百貨店の丸井今井はじめ老舗企業がどんどん潰れてきた。この動きはまだまだ続くと思う。
というより時代の激変に耐えるだけの変化をできる企業の方が少ないという事かもしれない。これは大手だけでなく中小企業も同じ。
ダーウィンの「この世に生き残る生物は、最も強いものではなく、最も知性の高いものでもなく、 最も変化に対応できるものである。」を地で行く世の中なんだと改めて思う師走の朝。
皆さん、変化に対応して生き残ろうではありませんか!
乗山徹
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