方向性を間違うと

ＮＨＫの「坂の上の雲」毎回見ています。
前回は「２０３高地」の奪還の場面でした。日露戦争ではこの２０３高地の奪還が勝敗の大きな転換点になったと言われています。
基本的な方角を間違うとやればやるほど多くの人命が無駄になる。この場面では要所である２０３高地を取ることを最優先にしなかったために多くの戦死者を出し、北海道旭川からの師団は１万5千人の兵力が5日間で千人にまで減少したといわれています。
会社経営にもそのまま当てはまるお話かと思います。このように方向が全然違うところに向いていると、多くの努力が全て無駄になります。

それにしても戦闘の映像は生々しく日露戦争でも多くの人命が失われたのが分かります。日露戦争なんて教科書で習ったけど、遥か昔の出来事で現実感が無かった。この戦勝から中国本土への占領状態、満州国の建立、関東軍の暴走から日中戦争へ、第二次世界大戦そして敗戦へ、そして中国は共産党政権の毛沢東の文化大革命の大粛清時代を経て経済の大発展が始まり、２０１１年今日の日中関係となる現代史へと全て繋がっている。
９月に正にこの戦闘の地である旧満州国、現在の東北部にある旧奉天、現在名瀋陽市に行ってきた僕としては、このドラマを単なる戦勝物語、日本近代の発展の礎になったというだけでなく、もっと多面的に捉えてみたいと思う。
もっと歴史を勉強してみたくなりました。

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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