同じメンバーなのに

2011/12/22 2016/04/28

昨日は札幌から中小企業診断士の塚田康祐さんを招いてチームビルディングセミナーを釧路工業技術センターで開催しました。
集まったのは社長さんや中間管理職の方々、どの方も日ごろ部下をいかに機能させ組織を強くするかに悩む日々を送られているようです。
「チームとグループの違いって分かりますか？」と塚田さん。

例えば複数人で構成する組織の仕事の期待値とやった結果を比べてみて・・・
(1) 期待値より結果が小さい場合＝バラバラ
（今の民主党がそうだね！ナベツネと清武が喧嘩している読売巨人軍もここ数年はこれだな・・・）
(2) 期待値と結果が同じ場合＝グループ
（今年の日ハムもここら辺かな？）
(3) 期待値より結果が大きい場合＝チーム
（今年のコンサドーレはＪ１昇格を勝ち取ったからここかな）
(4) 期待値より結果が大幅に大きい場合＝高業績チーム
（今年のＪリーグ柏レイソルかな。Ｊ２から昇格していきなりＪ１優勝だもんな。なでしこジャパンもここだね！）
注）ちなみにカッコ内は私が勝手につぶやいているだけです。

同じようなメンバーで構成する組織にも拘わらずバラバラになってしまう場合とチームとして機能する場合とに分かれて行くのは何故でしょうか？
例えば野球の日本代表。星野ジャパンは北京オリンピックでメダルも取れなかった。一方ほぼ同じようなメンバーで原辰則監督で臨んだ2009年ＷＢＣでは世界一に輝いた。
どこに違いがあるんでしょう？

うまくいくチームではメンバー共通の課題と目標を持っているといいます。それとリーダーが各人の可能性を信じることが重要との事。
特に納得したのが、部下を褒めるときに行動や成果を褒めるのは当たり前。
でもそれだけではダメ。存在自体を褒める。存在を認める。
この対極にあるのが無視。「おはようございます」と部下が言っているのにきちっと返事を返さないのは部下の全人格を否定しているのと同じ。人間としてやってはいけない事です。
すぐ始めれる第一歩はこれだと思いました。
互いに挨拶を顔をみて心をこめてやる。強いチームづくりの第一歩はここからです。
あなたは部下の「おはようございます」に対して
床向いてぼそっと「おはよ」とか小声でつぶやいてませんか？
第一歩、そこから変えましょう。