伝える力をつける

昨日は若手経営者の事業計画づくりのお手伝いをしていました。
今回は金融機関の方を相手に説明し資金を調達したいわけですが中々自分の事業構想を相手に伝えるのは難しい。
モノを売る時でも同じですが、自分の事を説明しても中々相手にうまく伝えることができない原因は、自分の事を相手は分かっているという前提で話してしまうから。
単純な事ですが、自分を振り返ってみてもこの「相手は自分の事を当然理解しているはずだ」という前提で話してしまい、実は何も伝わっていないという事を一年中繰り返しているように思います。

何一つ自分の事を知らない相手にどう伝えるか。これも経営者の重要な経営能力の一つ。
この事業計画書づくりは、この伝える力を育てる絶好のチャンスです。
自分の事業構想を文字と数字で相手の頭にスコーンと入るように構築して編集して紙に表現する。
そして紙に表現したものを、直接相手の前でプレゼンテーションして相手の気持ちを動かす。
お金を借りるという事は自分の事業の行く末イコール自分の人生の行く末がかかっている。これ以上の真剣勝負の場はないでしょう。
こうした真剣勝負の過程でビジネスの世界で通用する文書やプレゼンテーションの標準やレベルを理解する事は将来の事業にどれだけ役に立つことか。
経営能力を自ら育て獲得できるこんな絶好の機会です。自分の頭で汗をかきましょう。

苦労した事しか自分の実力にはなりませんよ。

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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